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日本山岳会 千葉支部

秘境の沢歩き 奥鬼怒・湯沢噴泉塔

7月6日(日) 晴れ 4名

タイム:駐車地7:00→第3砂防ダム8:50→広河原の湯9:30→噴泉塔10:30→広河原の湯11:40→駐車地13:40

前日に日光・土呂部のキャンプ場バンガローに宿泊、焚火でBBQを楽しんだ。翌日、天気をチェックして湯沢噴泉塔へ向かう。平家平温泉の少し手前の空き地に駐車、藪を抜けて橋を渡る。このコースは、もともと登山道が整備されていたが現在は崩落にまかせたままで廃道になっている。木階段の残骸などあるが通行不可能な個所もあり、完全に上級者向け。

2時間近くルートファインディングしながらようやく第3砂防ダム上まで到着。ここで沢靴に履き替え入渓する。何度も徒渉を繰り返して「広河原の湯」に出た。コンクリで作った源泉基部があり、ブルーシートやバケツまである。秘湯マニアはここまでやってくるのかも。触れないぐらい高温で、ネットでは温泉卵やふかし芋をつくった記事も載っている。その後ものんびり沢歩き、途中何カ所か温泉が噴出している。いよいよ噴泉塔に近くなると、両側が切り立ったゴルジュ状に出会う。腰程度の淵だが、濡れるよりもへつって突破した方が楽しい。沢登り的なアトラクションはここだけ。あとは平凡な河原歩きが多くて少し退屈だった。

その先の落石跡だらけの崩壊地を越えると、ようやく大きな滝と釜があり、湯気がもうもうと立ちのぼっていた。近くにゴールの小さな噴泉塔があった。温泉成分が噴き出して塔状になったものだが、壊れてしまったのか30㎝程度でとても地味。天然記念物だそうですが。

しばらく周辺で遊んでから、また徒渉しながら来た道を引き返す。帰りも危険な崩壊登山道歩きで、駐車地へ戻る。大汗を掻いたので、近くの平家平温泉で入浴して千葉へ帰った。(三)

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