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日本山岳会 千葉支部

好天の3日間・南アルプス光岳

10月21日~23日 全て晴れ 4名

ハイマツとライチョウの南限と言われる南アルプスの光岳方面に出掛けました。アクセスも遠くコースタイムも厳しいので、今年から一般開放された途中の面平のテントサイトに1泊して光岳に向かいます。生憎と中央道が八王子周辺から渋滞し、更に韮崎からの長期工事の渋滞にも見舞われ、登山口の芝沢ゲート到着が予定から2時間以上も遅れてしまいました。テントサイトの理事の方を少しばかり待たせてしまい恐縮。鍵ナンバーを受取り、いそいそと林道を歩きだす。大雨で崩れた林道の高巻きルートを経て登山口の易老渡に到着。ここからが例のいきなりの急登。縦走並みのバックパックの重さが堪える。面平には水場が無いので仕方ない。面平到着が暗くなる直前で、すぐにビールで景気付け。夕食の準備をして、更にバックパックの重さを軽くするために焼酎のお湯割りで・・・何だか、呑み過ぎに・・・

さて、易老岳までコースタイムおよそ3時間だが、この体の感じでは多分4時間くらいか?三角点ピークまで結構な登りが続く。このピークから易老岳までの1kmのきついこと!きついこと!最後は足が進まない感じ。着いて一服後、標高差300mほどの下りに突入。ほぼ一番低い三吉平を経てガレ場の登りに突入する。体は目覚めているのだが足が相当にきつい。何とか、水場の静高平へ。水をたっぷりと補給してイザルケ岳分岐へと進む。晴れ渡っているので眺望に期待しつつ10分ほどの空身の登り。富士山が遠くの雲間に。聖岳、兎岳は固より、遠くに奥穂高岳が見えるとは!やや西方には御嶽山も。冠雪した姿が素晴らしい。小屋までは直ぐで、重い荷をデポして地味な光岳の山頂へ。15分ほどで到着。やはり、皆がそれなりのピークハンターでした。そして、テカリ石へ。7分?でも、かなり下るので、帰りが気になる。ここでも眺めは素晴らしい。が、思った通り小屋までの戻りが苦しい。チェックインして食堂で乾杯。今日は特別に夕食におでん定食があるとのことなのでお願いする。このご飯がたまらなく美味しかった。当然ながら、静岡の純米酒も。疲れからか飲んでる最中に眠くなる。この小屋の常設マットは快適なものでした。

最終日。心配なので、早めの夜明け前5:30にヘッドライトを付けて小屋を出発する。すぐに明るくなり三吉平へと順調に下る。さてと、ここからが問題の登り返しで、易老岳までのコースタイムは1時間。我々は1時間半かしら?皆が黙々と歩く。やがて枯れ立木が見えた。何と凄いことにコースタイムで登り切った。満足げに一服して、勢いで易老渡への激下りへ突入する。お昼の蕎麦屋に間に合うように・・・さすがに皆に疲れが見え始め、足を痛めるメンバーや軽い転倒をするメンバーが。何とか、皆がへとへとになりながらも易老渡の赤橋に着いた。1時間ほどの林道歩きでは、紅葉を楽しむ余裕も有ったり。下栗の里へ向かい、はんば亭で手打ちそばを満喫。地元産のそばでかなりの美味でした。時間が厳しいのでお風呂はパスして千葉へと急ぐことにする。恐れていたように、中央高速名物の渋滞にはまり千葉が遠いことになる。まあ思う存分楽しんだことでもあり我慢しましょう。遠い山でしたが、印象に残る山行になってくれました。㋔

 

水場は無いけれど、まあ快適な面平        富士山が雲の間に

 

立山の先に奥穂高岳までも!           さあ小屋が近付いてきました

  

15分ほど先の頂上へ              更に、テカリ石へ

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