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日本山岳会 千葉支部

御蔵島を下見

 2月7日(火)~9日(木) (曇り時々晴れ) 1名

念願の御蔵島へ。八丈島へ飛び、そこからヘリで。このアクセスが一番入島の確率が高い。ヘリポートでお願いしていたガイドとご挨拶。泊まる民宿まで送ってもらい予約のお弁当を食べ、すぐに半日コース「南郷巨樹の森」へと向かう。御蔵島にはレンタカーもタクシーも無い。ガイドが運転手付きレンタカーのようなもの。初日は、島東側の旧集落南郷から進むスダジイの巨木がある半日コース。その印象はかなりほかの島と様子が違い原生林の中を歩く感じが強い。コースもさほど整備されていないので程よい自然感が心地良い。スダジイの大きな木が幾つか続き、最後の方に「御蔵の大シイ」が現われる。よくよく見れば、木の中に爺さんの顔のような部分も有ったり・・・2日目は東から西への縦走コース。同じく南郷近くから登り尾根筋を進み、まずは「長滝山」へ、一度下ってから登り返して「御山」へ向かう。とにかく柘植の木が多い。柘植のトンネルが何ケ所も!着いた御山頂上は、最高点ながら高い笹に遮られあまり展望は無い。しばらく笹のトンネル道を下り乙女峠に立ち寄り、えびね公園で縦走が終了。6時間ほどの快適なトレッキングでした。最終日は「稲根神社奥の院」へ。こちらのコースも御蔵島には自然が残っていることを十分に堪能できるものでした。帰りに寄った黒崎高尾展望台からは、予期せず、クジラ3頭の潮吹きを眺めることが出来て感動ものでした。島へのアクセスがなかなか厳しいだけあって、ある意味神秘的な?感じの島と言えるかもしれません。ほとんどのトレッキングコースがガイド同行でないと入れません。ちょっと抵抗ある感じもしますが、ガイドが登山口まで運転してくれて、更にコースを案内してくれると思えばまあ納得できるかも。とにかく、宿とヘリの予約が取れるかどうかが一番の高いハードルです。㋔

 南郷一番の巨樹「大シイ」 爺さんの顔も・・・

 御山頂上は高い笹で展望は少ない

 島中に柘植の木が溢れていました

 稲根神社奥の院 原生林の中にひっそりと

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