山行日/天候:5月18日 晴 参加者4名
十津川温泉―果無峠―八木尾―熊野本宮大社-大斎原
日本山岳会の120周年記念事業として企画された「日本山岳会が選ぶ山岳古道120選」のひとつに選ばれた熊野古道の集中山行に参加した。
十津川村温泉を7時に出発し、約40分で果無集落に到着。果無は「はてなし」と読むが、少し驚くような地名で、その分とても印象的である。ここには「世界遺産石碑」もあり、熊野古道小辺路の尾根道は10戸足らずのこの集落を貫くように通っている。果無集落を過ぎると果無峠までは標高差約1000mの上り下りの登山道となる。石畳なども残る美しい道で、沿道には西国三十三観音が道行く人を見守っている。熊野古道はハイキング程度と思っていた私には予想もしない厳しい道で、ペースは自然と落ち途中の時間が少しずつ遅れ、昼食を摂った果無峠に到着したのは予定よりも1時間遅れとなった。
果無峠を越えると下り道となり、お昼を摂って元気が出たせいもあってペースも上がったが、遅れを取り戻すことは出来なかった。2時半頃に八木尾バス停に到着して三十三観音の第一番を探した結局見つからず、Yさんがバス停でその日最後のバスを待たせてくれたお陰で、バスで遅れを取り戻すことができ熊野本宮での全員集合に何とか間に合うことができた。この日の山行は時間7:30、距離10Km、のぼり1024m、くだり1054mであった。その後、バスでホテル浦島に移動、92名参加の大懇親会となった。(福)