第六回登山教室（八ヶ岳）
日時：9月30日(晴)～10月1日(雨)
参加者：受講生2名、講師1名

第六回登山教室に参加した。今回は山小屋に宿泊しての二日間に渡る山行である。初日に赤岳山荘駐車場から赤岳鉱泉まで登り、鉱泉で一泊、翌日に硫黄岳を往復する計画だ。二日間の食糧や装備を検討したり、山小屋での過ごし方等を学ぶ予定だ。初日は東京の猛暑とは一転、秋を感じさせる涼しさのなか赤岳鉱泉までをのんびり歩く。お風呂で汗を流したあとは鉱泉名物のステーキに大満足。世の中は狭いものでお風呂で一緒だった方がJAC東海の会員であることがわかり、広い個室部屋でワインを片手に紹介を兼ねての山談議となった。
2日目は硫黄岳の予定であったが、夜半から降り出した雨がやみそうにない。やむなく硫黄岳は中止とし、下山することになった。冷たい雨に悩まされながらの下山であったが、低体温症について考えることは第五回登山教室で学んだ『山のリスク』の実践にもなり大変勉強になった。また、「計画変更して下山する」決断を実際に経験できたことは今後の自身の山行に大いに活かせる貴重な体験であった。
計画していた硫黄岳への登頂は果たせなかったが、仲間と過ごす夜の時間や山が好きな者同士の新しい出会い等、今回の教室もまた忘れられない山行となった。（小）