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日本山岳会 千葉支部

針ノ木岳・蓮華岳

山行日/天候:7月24日 (晴) 25日 (曇時々晴) 26日 (晴)
参加者 :6名
タイム:24日/移動日(白馬駅前民宿に泊)
25日/扇沢6:20→針ノ木雪渓取付き10:00→針ノ木小屋13:35
26日/針ノ木小屋5:00→蓮華岳6:40→針ノ木小屋8:10→針ノ木雪渓取付き11:00→扇沢14:30

24日:オリンピックも始まり、それに伴い、コロナ感染者の増加、首都高の交通規制や料金上乗せ、台風接近など気になることが多い中での出発となった。民宿「昇盛館」に泊まる。

25日:宿より扇沢に5:40着。支度をして6:20登山開始。登山届受付の方に雪渓情報を聞いたところ取り付きの箇所が要注意との事。大沢小屋までの前半は車道と登山道を何回か交互に繰り返しガレた沢のトラバースや渡渉をしながら木陰の中を進んだ。いよいよ大雪渓を前に雪渓の歩き方と落石の諸注意をリーダーより受ける。夏の雪渓はスプーンカットの連続でその部分に足を置くと平らで歩きやすく見た目にも黒くなっていてわかりやすい。その通り気をつけながら登ると軽アイゼン無しでもたやすく進んだ。途中キックステップでの登り方を教わったが習得までには至らなかった。1時間半ほどで雪渓をクリアし夏道に戻り、砂礫を丸太で土留をしたつづら折りの登山道を登りきると針ノ木小屋に出た。チェックインと休憩をとりザックを身軽にし針ノ木岳へ向かった。登り始めはガスがかかっていたが、頂上に着く頃にはちょうど晴れ間があり眼下に黒部湖が望めた。天気が不安定なため帰りを急いだがあと一息という所で雨に降られてしまった。

26日:今日の行程と昨日の行程時間を考え5:00に小屋を出発し蓮華岳へ。名前のイメージ通り登山道は針ノ木岳より優しかった。昨日は見えなかった剣岳も迫力ある姿を見せてくれた。そして頂上付近では待ちに待ったコマクサの群落が私たちを迎えてくれた。私たちは淡いピンク色がちりばめられた頂上で感激しながら朝食をとった。登山者から雷鳥の親子と白いこまくさとの遭遇を聞いたが、それらは確認できなかった。それでも私達は満開のコマクサに大満足して下山を始めた。前日は思ったより時間のかかった雪渓だったが、下山は軽アイゼンをつけたので安定した感じで安全に通過した。雪渓を過ぎると小さな鎖場や岩場があり、大沢小屋までと扇沢までは暑さにやや時間はかかったが無事に登山口へと到着した。

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