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日本山岳会 千葉支部

第4回登山教室ー山での救急

9月15日~16日 晴れ一時雨 8名

今年度の初級登山教室の最終回です。話が広がり、ファーストエイドに詳しい役員に特別講師になってもらい、津田沼のYYルームで机上教室(参加;10名)を駆け足で開いた後、茨城県のキャンプ場に移動して、実地教室を開催することになりました。

15日の机上教室では日本山岳・スポーツクライミング協会の夏山リーダーテキストをベースに、セルフレスキューについての講習が開かれました。一応、山行リーダーまでを対象としたもので、その内容は多岐にわたり、とても2時間では足りません。応急時の対応~セルフレスキュー~救急法~山で発生しうるその他の障害~救助活動~遭難予防と駆け足での講習でした。

午後は茨城県のロッククライミングが出来るキャンプ場に移動。実地での救急講習は明日なので、ロッククライミングの練習を。これまた特別講師の指導の下、何人かのメンバーが登った後に懸垂下降を何回か。夕方からはスーパーで購入した肉、魚、野菜などの大量食材でワイワイと調理をして、実地講習前なのに早くも反省会?状態に。途中から雨となり、キャンプ場の管理棟に逃げ込み、宴は23:00頃まで続きました。

翌日は朝食後からセルフレスキューの実地講習へ。例題を選びつつ、交代でリーダー役、傷病者役、同行者役となり、ロールプレーイング。滑落やら、足つりやら、喉つまりやら、低体温症やら、・・・様々な症例に応じた対処法を勉強します。リーダーはまずその状況をどのように捉えているかを口に出して、その後に傷病者役に声掛けをして、傷病の状況把握をする。それから、それぞれの症状に応じた応急手当を施すこととなります。この実地講習の際中でさえ肝心なことを忘れてしまうことからすれば、実際の局面では慌てふためいてしまい、なかなか適切な行動が取れないことは明白です。何回も何回も実地練習を重ねることが肝心!そして、とにかく重要なのは「落ち着こう」と大きな声で自分にも仲間にも向かって声出しをすることかと!㋔

 

津田沼YYルームでの机上講習           茨城県ロックキャンプ場でのクライミング練習

 

滑落の場合                    傷病者の体の下で手をつなぎ傷病者を移動する

講師役のファーストエイドキットの披露

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