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日本山岳会 千葉支部

自然学・第10回巡検 成東・東金食虫植物群落

6月5日(土) 晴れ

参加者:15人

千葉支部の自然学クラブの巡検も10回目となり、今回は記念としてJACの研究グループ「山の自然学研究会」との合同で実施。支部からは15人が参加、総勢20人が千葉県の天然記念物第1号に指定された「食虫植物群落」を中心に巡検した。「やま学研」の源原重行代表が「本部と支部が同じ目的で共に交流できたことは、これからの山岳会の活動の広がりに新しい息吹きとなる」と挨拶した。

JR総武本線成東駅から歩き目的地に到着。4班に分かれ大切に保存された約32000㎡の貴重な群落を見学した。ちょうど白い花のイシモチソウや地面の穴の内側に張り付くような姿の茶色のモウセンゴケが見ごろで、食虫植物のほかにも黄色のニガナ、紫のカキツバタ、ノハナショウブが風に揺れていた。

群落の次は「政男と民子」の淡い恋を描いた小説『野菊の花』の作者、伊藤左千夫の生家を見学。そのまま「野菊道」を成東駅方面に歩き記念碑のある公園で昼食。すると空に「彩雲」が出て一気に夏空。「暑いなあ」を連発しながら最後の巡検場所の「波切不動」へ移動した。縄文海進の頃は海だったが、弥生になると海が後退、陸地になった九十九里地帯。そんな所で市原市金剛地から伸びている地層の「砂岩」を見学。会報『山』編集長の節田さんは「千葉は面白い」と話していた。

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