9月25日~26日 晴れ 19名
バスを貸切り、千葉県から長野県へ。外環が予想以上に混雑をしていてスケジュールが遅れ気味に。メインイベントの「日本で一番海岸線から遠い地点」訪問は翌日に変更し、碓氷峠のめがね橋(碓氷第三橋梁)を訪れその上の元軌道敷である遊歩道アプトの道を横川の駅までハイキング。トンネルが続く雰囲気のある遊歩道。途中、頭上の架線構築物の上に2匹の猿がまるで置き物のように鎮座していてビックリしたり、めがね橋と同じく重要文化財となっている旧丸山変電所を眺めたり・・・緩い下りでもあり快適なウォーキングとなった。
宿泊は小諸の安藤百福アウトドアアクティビティセンターで貸切状態。このセンターは、カップヌードルで世界的に有名になった日清食品創業者安藤百福氏が掲げた「食とスポーツは健康を支える両輪である」の理念の下、青少年の健全育成と食文化向上のための公益事業などを行っているセンターです。雄大な浅間連峰が一望できる環境は自然体験やアウトドアの研修に最適な感じ。他にも、ロングトレイルの普及・振興に取り組み、列島を貫く一本道の「JAPAN TRAILプロジェクト」を立ち上げたりしています。
早朝の小雨はあがり、佐久市の「日本で海岸線から一番遠い地点」へと。臼田駅から山の中へと進み雨川砂防ダム近くの標高920mの駐車場に到着。関係車両以外通行止めのゲートを抜けて林道跡を進みます。ルートは距離2.3km、コースタイム80分なれど、後半1kmほどは沢筋の荒れた道だとか?!緩い勾配の林道跡はスムースにこなし、いよいよ問題の沢筋に突入する。台風の影響か倒木が想像以上に多くルートを探すのにちょっと一苦労。水量はほとんどチョロチョロなので問題無し。倒木を潜ったり乗り越えたりしつつ「あと650m」から「あと100m」をこなし、地点近くのトリカブトの群生に迎えられる。少し平地を進むと「日本で海岸線から一番遠い地点」の標柱がある。標高1200mへの時間はちょっとかかったが脱落者無し!周りの眺望などは望めないが何か独特の達成感がある。お昼を楽しみ駐車場に戻る。佐久市臼田支所に寄り、地点での証拠写真を提示して全員が認定証をいただく。事前に名前を登録してあったのでスムースに発行してもらえた。
1996年、あるイベントでの学生の質問に端を発し国土地理院によって計算特定された地点が長野県佐久市で、静岡県の田子の浦港からの距離が114.853m、新潟県直江津からが114.854mとなっている。さすがに島国日本、直線距離100km強でどの地点からも海に至ることに。しかしながら、海から一番遠い地点と聞くと、絶対に北海道の富良野辺りかと思ったのは小生だけでしょうか?㋔