6月6日~10日 晴れ 6名
大山の山開き祭に合わせて新宿から夜行バスで米子へと。多少の寝不足ながら大山町へ急ぎ夏山登山道を進むことに。初めのうちは石でやがては横木で形づくられた階段を踏みしめる感じで合目を稼ぐ。思いのほか暑い感じで直ぐに汗が噴き出してくる。登山道わきの割合明るいところにギンリョウソウの群れが現われる。標高1000m、1200mと登り行者登山口への分岐に至りしばらくすると6合目の避難小屋。ここで1本。7合目、8合目を過ぎると木道が現われる。ちょっとホッとした感じになるがこれまでの疲れの所為か思うように足が進まない。最後の踏ん張りで頂上小屋から弥山へ。遠くが霞んでしまっていて眺望は7割ほどか!頂上小屋へ戻り、登山口から運んできた一石を皆で積み上げる。中には不思議なほど大きな石も!
宿にチェックイン。入浴、ビール、食事を済ませ、松明行列へと。大山寺本堂先の大神山神社奥宮へ向かう。日本一長い石畳の参道らしい。少し手前で灯油入りの竹製松明とビニール手袋をもらい行列場所へ。続々と列が伸びてゆく。こちらは焦るでもなくかがり火近くで様子見と決め込む。開始時刻となり神職のかがり火点火から来賓の行列歩きが開始となった。20人程度のグループごとに松明の点火をして参道を下り始める。既に暗く、参道の石畳が平らでないこともあり皆の歩みはかなりゆったりとしている。松明の明かりが下の方まで伸びてゆく。ユラリユラリと・・・もういい頃かと我々も列に加わることにする。左手に松明、右手にカメラ。灯油をこぼさないように松明を常に縦の状態で運ぶのでだんだんに負担となってくる。約1kmの距離が終わった時は左手が痛むほど。それにしても、参道の勾配が急なところでは光の滝流れが見られてかなりの壮観であった。
翌日は山頂祭。こちらは大山を眺めるのに格好のユートピアコースへと。大山登山道の整備されたものとは大違いのピンクテープがわずかに見られるだけのワイルドなもの。尾根筋に取り付いた後、ところどころから見られる大山は昨日の印象も有ってなかなかの景観に感じられる。山開き祭が終わり本格的なシーズンになるが、登山者皆さんの無事を祈りたい気分となる。その後は、松江城から出雲大社を観光し、締めは境港の水木しげるロード。よく食べ、よく飲み、笑いの絶えない日々でした。㋔
頂上へ 弥山頂上
一石運動 記念撮影
神職がかがり火点火 炎の隊列
ワイルドな登山道 今ごろ山頂祭?