4月26日 (晴れ) 4名
常磐道から北関東道に入り、一般道から里道を小一時間走る。駐車場に着いたのが9:00頃だったが、予想以上に多くのクルマが既に。登山口から林道をしばらく歩いて雨巻山にメインコースで取付くかとも思ったが、直ぐに登山道に入った方が新緑を楽しめるということで手前の三登谷山ルートへと舵を切る。然程きつくない傾斜の登山道をゆっくりと登る。気温は歩いていて丁度良いくらいの適温と思われた。時おり登山道わきにツツジが現われる。その周りは新緑が溢れかえっている。気持ちの良いルートで標高430mほどの三登谷山頂上へ。展望は効くが、遠方の山並みは残念ながらカスミの中。目指す雨巻山は標高530mほどなので、尾根道を楽しみながら遠くに見えるピークを目指せば・・・と思いつつ進むと、予想以上のアップダウンの繰り返しが続くこととなり雨巻山が遠いものとなった。頂上には思ったより多くの登山者がいて地元で人気の山だと実感された。早めの昼食を摂り、少し先の展望塔へ寄り道をする。ほんの数分で着いた展望台と展望塔。まあまあ下界の展望があるが、その実、展望確保のために、つい最近多くの木が伐採されたようである。その材で作られた丸太のベンチやらがかなりのスペースを占めていた。
反時計廻りで北方向の3つ目のピークへと向かう。御嶽山は標高430mほどなので雨巻山からは100mほどの下りかというイメージだったのだが、登りの時と同じようにアップダウンが多くありやはり一筋縄ではいかない。「猪ころげ坂」という急坂を下り切ったところの標識名は「峠」で、里への分岐ともなっていた。ここから更に北へ進み三つ目のピーク御嶽山へ到達する。北側の眺望に恵まれている。そこからクサリ場を下り登り返すと四つ目のピーク足尾山に。ここから駐車場へと戻るルートを予定していたのだが、遠回りすると「タイタニック岩」があるので、時間的な余裕もあり何よりその名前に惹かれ更に北へと向かう。着いてみれば、無理をすれば船の舳先に見える小さな岩が崖に突き出ていました。恐る恐る立ってみればそれなりの複雑な気分に。そこからトラバース気味に駐車場へと戻る。
寄り道をしてもまだ時間的余裕があるので、登山口近くの「茶屋雨巻」へと4人で吸い込まれることに。地元で有名なピザ屋さんらしい。2人分のセットを注文してシェアをする。店内にはジャズが流れていて、白板には生地粉も塩も本場イタリア産使用と表示がある。食すれば「これは美味い」となり、思わぬ得をした気持ちとなった。雨巻山周辺は、いろいろ変化に富んだルートが用意されていてかなり人気のエリアのように思われた。訊けば、東日本大震災の年にオープンしたらしいが、雨巻山エリアの一つの魅力ポイントに成長しているようだ。新緑とツツジ、変化に富んだ登山道、里山への展望などを十二分に満喫する一日となった。㋔
男道と女道? 頂上でお昼
ツツジの下を 鎖場を下る
タイタニック岩からの新緑 ピザをシェア