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日本山岳会 千葉支部

四支部懇談会での鵜原理想郷ハイキング

11月24日 晴れ 13名

午前9時30分、鵜原理想郷の駐車場集合。案内役、元千葉支部長三木さんの「ここは、千葉でも面白いものが見られる場所なんだよ」と言う言葉でスタートした。皆さん、興味深々。

リアス海岸の断崖には、クッキリとした縞模様の地層が見える。この地層は鉄や蛇紋岩を含んだ層で葉山・嶺岡構造帯と呼ばれ、三浦半島まで続いていると言う。

岬の先には、海から突き出た小さな島を思わせる岩があり、これもまた第三紀に生まれた岩で、遥か遠くヒマラヤやアルプス山脈の誕生と同じ時代にできた岩。地球規模のワクワク感だ。

更に歩を進めれば、石切場として使用された崖が出現。垂直に切り出された壁が見事だ。この凝灰岩の石は、鋸山の凝灰岩の石と同じく貴重な資材として採石されたとのこと。

磁石で砂鉄を採取したり、岬を登ったり下ったりして、11時に太平洋の大海原が見える丘で昼食タイム。その後、港を巡り「海の博物館」まで足を運んで、午後1時30分に解散となった。

山は、高いところに登るだけでなく、成り立ちや歴史を知るともっと面白い。「尾瀬の至仏山、谷川岳と同じで驚いた」と言った群馬支部長の根井さんの言葉が耳に残った。( 高)

   

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