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日本山岳会 千葉支部

小諸へのバスツアー

10月17日~18日 晴れ 17名

千葉支部サテライト主催のバスツアーです。小諸の安藤百福記念アウトドアアクティビティセンターを拠点に1泊2日の山旅を楽しみました。

1日目は千葉から貸切バスで小諸のセンターへ直行します。センターに荷物を置いてから周辺の「布引観音コース」を歩きます。センターからまずは氷集落の氷風穴へ。外気温16℃と風穴内8℃との差にちょっとビックリ。かつては冬期に近くの池に張る天然氷の氷室として利用されていた風穴が何ケ所もあったとのことでした。甲武信ヶ岳を水源とする千曲川横からかつての布引電気鉄道の橋脚を眺めたりしつつ、更に歩みを進めてメインの布引山釈尊寺を訪れます。「牛に引かれて善光寺参り」で有名なお寺です。断崖の上の方にあるので結構な登りです。まずは山門で断崖にへばりつくように建てられた観音堂の「懸(かけ)造り」を下方から眺めます。こんな大きな柱をどうやって運んだのか?トラバース状に緩い坂を登り、観音堂の建つ釈尊寺に到着。手前の白山社社殿も岩の中に埋め込まれたような設えとなっていました。観音堂から下をのぞけば足がすくむ感じ。重要文化財である宮殿(くうでん)は奥まったところに鎮座していてはっきりとは確認できず。センターのスタッフさんの解説付きのウォーキングも終盤に。釈尊寺裏の舗装路をゆっくりとゆっくりと下り氷集落に戻り、最後に温風穴の説明を聞いてからセンターへ戻りました。入浴後に、ケータリングの夕食と買い込んだお酒で大宴会に。

2日目は、センターの窓から見えていた湯ノ丸山の登山です。地蔵峠までバスで移動後、スキー場の横から登ります。上級者向けと思われるゲレンデの急登をこなし、カラマツの多いつつじ平横のほぼ平らな道に。この辺りから見る頂上方向は思ったよりもきれいな紅葉が有り、皆が歓声をあげたりしつつゆっくりと。鐘分岐を過ぎて本格的な登りに突入し、やがてカラマツも減って灌木帯の中を頂上へ。苦労して登ったのだが、残念なことにガスに包まれ眺望は無し。風も結構有ったりするので、反対の烏帽子岳側へ一挙に下ったコルへ。小梨の木の下でやや遅めのお昼とする。そう言えば、このガレ場、ザレ場の下りの途中で綺麗なクジャクチョウを発見。翅を閉じていると真っ黒だが、開くと本当に自然の芸術といった、ドキッとするような素晴らしい紋様が現われる。何となく、紅葉とマッチする感じで印象に残った。コルからはほぼ平らな道を2kmほど進み、キャンプ場経由で駐車場へと戻る。日帰り温泉へという案もあったが、帰りの渋滞も考慮して千葉へと直帰することに。それでもやはり千葉には19:00を過ぎてしまいました。皆さん、お疲れさまでした。㋔

こんな断崖の上へ                懸(かけ)造りの観音堂

センターで夕食                 綺麗な紅葉

頂上までもう少し                綺麗なクジャクチョウ

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