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日本山岳会 千葉支部

飛鳥山公園・六義園・巣鴨ウォーキング

3月30日晴れ9名及び3月31日晴れ10名
このウォーキングには両日で19名が参加して、コースは同じくJR王子駅前集合10:00、ゴール地はJR巣鴨駅前(解散16:00)、ウォーキング歩数21.000歩、距離13.5kmであった。
 主な立ち寄り地は、名主の滝公園⇒音無親水公園⇒飛鳥山公園⇒渋沢史料館⇒旧古河庭園⇒六義園⇒染井さくら発祥記念公園⇒染井霊園⇒鴨地蔵商店街(おばぁちゃんの原宿)通り⇒とげぬき地蔵尊であった。
例年、桜の花は満開であるが唯一開花していたのは六義園の樹齢70年余の枝垂れ桜のみであり、染井桜の発祥の地(駒込染井)の、そめいさくらの木々は開花を待っている蕾状であった。
しかし、立ち寄り地には、桜の満開日を予測してイベント、露天の出店等があって、人だかりが多くできていた。
参加した日本山岳会千葉支部新年度役員(広報担当)内定のS 氏から、ウォーキングを顧みて手記が寄せられた。
私事で恐縮ですが、参加を後押ししたのは半世紀以上前の青春のほろ苦い思い出の地である巣鴨駅が訪問地に含まれていた事である。半世紀を超えて訪れる巣鴨駅 まだおばあちゃんの原宿とは呼ばれていなかった頃の地蔵通り商店街、青春の思い出に浸りつつ、今の自分を見つめ直す機会にしたい。
スタートは、北とぴあ17階展望室から王子駅周辺及び遠景を眺めつつウオーキングコースを確認、最初の訪問地王子稲荷神社へと歩を進める。先ずはみんなの第一声暑い、気温26℃越え初夏の陽気、着ていた上着を脱ぎ暑さ対策、リーダーの水分補給を忘れずに第一声、この暖かさに後押しされての桜の開花を期待していたが、固くつぼみを閉じたまま、ガッカリの景色を見ることとなった。
名主の滝公園では、コンパクトな日本庭園を楽しむことが出来たが揚水での滝等、水の入れ替えが無く水が濁っていたのが残念であった。王子神社では立派な神輿を見る事ができ、神輿作成のために氏子が寄附した一人当たり100万円を超える寄付金額に驚かされる。地域の祭りに対する氏子の心意気を、改めて日本人で良かったとの思いを再認識する。石神井川遊歩道では、多くの水彩画家に遭遇、SACに所属する身としては出来栄えが気になるところ批評は避ける。飛鳥山公園で昼食、エイサーの音楽を聴きながら各自持参した軽食に舌鼓、野外での昼食は格別日頃味わえない空気もおかずとなる。昼食後は渋沢博物館へ、数々の偉業を目の当たりにして自分の小ささを思い知らされる。江戸、明治、大正、昭和初期と無から創り上げた近代化の時代だからこそ出来た偉業と自分を納得させるもはずかしい限りである。旧古河庭園ではボランティアの説明員による歴史説明、庭園造営作者の思いなどを聴き、当時のブルジョワ階級の生活に思いをはせる。六義園でもコンパクトな日本庭園を楽しむことが出来たが、花を添えるべき桜が開花しておらず唯一満開の枝垂れ桜の前で集合写真を撮影、皆の疲れもピーク足早に退園、続いて染井吉野桜発祥の地を見学、公園には3本の桜の木、花も咲いておらずちょっと拍子抜け、足早に帰路につく染井霊園では有名人の墓を見学しつつとげぬき地蔵尊商店街へ、赤パンツ店舗では真っ赤なパンツと靴下に圧倒され、とげぬき地蔵尊へ、地蔵の前は長蛇の列、直したいところ(頭)があったが、遠くから地蔵の頭をエアー擦りする。半世紀前の地蔵通り商店街の記憶を呼び起こしつつ、近代化せれた今の商店街と記憶を重ね合わせ、ノスタルジーに浸りつつ終了した。㋒

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