10月29日(日)~11月2日(木)すべて晴れ 2名
支部長と私(三)で大分・九重の山々を一緒に歩いてきました。今回の山行では、東九州支部の支部長をはじめ東九州支部の会員の方々に大変お世話になりました。
10月29日、東九州支部の支部長がわざわざ大分駅に迎えに来てくださり、車で九重のやまなみハイウェイなどドライブ。夜は東九州支部の女性陣3人も加わり、「カナディアンビレッジ」という洒落たログハウスの宿で歓迎会をしていただく。
10月30日、この日の予定は、東九州支部の方々と大船山登山。林道ゲートを特別に開けてもらい、坊ガツル近くの林道終点まで車で行く。「坊がつる賛歌」で知られる坊ガツルは広大なススキ原で、ガイドブックではテント1500張り可能とのこと。ラムサール条約登録の湿地でもある。目の前に見事な紅葉の平治岳(ひいじだけ)と大船山が聳え立つ。ゆっくりと高度差450mを登り分岐の段原(だんばる)へ。ここでNHKラジオ「山カフェ」の石丸謙二郎さん一行に会う。大休止した後、目の前の大船山山頂へ岩場を登る。山頂直下の御池(おいけ)には湖面に終わりかけた紅葉が映っていた。その日は法華院温泉に宿泊。雄大な大船山を眺めながら湯に浸かった。夕食時には石丸さんたちと和やかにお酒を酌み交わした。
10月31日、法華院温泉の裏側の急な山道を登り、北千里ヶ浜へ。広い荒野地形で、昔、吹雪の中で道迷いして学生の遭難があったということでケルンがあちこちに。硫黄山、星生山を右手に見ながら登ったところが「久住分かれ」。このあたりから岩だらけの登山道になった。荒涼とした眺めは北アルプスの岩場のよう。久住山頂上で昼食にした後、御池(みいけ)を見下ろす稜線に建つ立派な遭難碑を訪ねる。この慰霊碑は、昭和5年に久住山で初めての遭難事故があった時に建てられたもので、一度倒れてしまっていたがその再建に尽力したのが東九州支部だそうです。安全登山の誓いとして碑前で毎年慰霊祭が行われているとの事です。一休みした後は、天狗ヶ城、そして九州本土最高峰の中岳を回り元来た道を法華院温泉に戻り連泊した。
11月1日、今日は長者原(ちょうじゃばる)まで下山するだけなので、ゆっくり出発。紅葉真っ盛りの森を4時間かけて歩く。ゴールの長者原は金色のススキの原が広がっていた。平日だがベストシーズンなので駐車場も一杯だった。東九州支部のKさん・Sさんは3泊4日の山旅を一緒に歩いて案内していただき、とても楽しかった。九重の山も人も素晴らしくて本当に好きになりました。(三)