メニュー

日本山岳会 千葉支部

自然学:高尾山6号路

1月21日(土)晴れ 17名

今年最初の自然学クラブは、高尾山の6号路で巡検を行った。17人が参加した。

高尾山を形成するのは「小仏層」と呼ばれる1億1200万年~7400万年にユーラシア大陸の東端に堆積した砂岩と粘板岩の互層が見られる。6号路は断層がいたるところで見ることが出来、歩き始めてすぐにある「岩屋大師」の2つの洞窟は、右側が粘板岩、左側が砂岩で出来ている。

谷に沿って露頭が並び、巨大な粘板岩の巨岩には圧倒される。粘板岩は泥岩が猛烈な圧力を受けて変成したもので、「屋根瓦に使ったスレート」や「書道の硯(すずり)」に加工される岩石だ。

この日の天気は、快晴。山頂からは江の島、水平線の上に房総半島まで広がった。薬王院に立ち寄り、天狗に今年の山行の無事をお願いした。

下山後、名物の「とろろそば」に舌鼓。谷を詰めて386段の階段は、年寄りには「ぜーぜーはーはー」だったが、終わりよければすべてよし。(雄三)

pagetop