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日本山岳会 千葉支部

自然学第17回巡検:石老山の奇石群

11月12日㈯ 晴れ 18名

都内で発生した中央線の人身事故の影響で、相模湖駅に到着したのは予定より2時間遅れて午前11時。それでも「奇石群」を見ようと参加した17人は明るい顔で元気いっぱい。まわりの山は紅葉真っ盛り。登山口の古刹顕鏡寺には丹沢と関東山地の衝突でトラフに堆積した礫岩、凝灰岩による巨石群が残り、まるで岩小屋のような転石に「でかい」と驚く。転石とは、もともとの大きな岩から離れ、水流などによって離された岩の事だ。

登り始めると、次々に小石の混じった礫岩や苔むした凝灰岩の巨石が現れ、みんなで写真を撮ったり、メモをしたりと大忙し。足元のリンドウに癒されながら急坂をこなして尾根に出ると、プレートの境界にあたる相模湖の対岸に生藤山や陣馬山、そして奥高尾の山並みが紅葉に燃えていた。今回の巡検のテーマは礫岩、凝灰岩。この日の「頑張りました賞」は宇津木仁典さんに決まり、松田支部長の著書『足よ手よ、僕はまた登る』をプレゼント。(雄三)

    

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