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日本山岳会 千葉支部

残雪多し 焼石岳

6月6日~9日  雨 最終日晴れ  参加者5名

天気予報通りの雨、水沢江刺駅からレンタカーで五葉山登山口へ。風も冷たくて寒い。ツツジの花の中の登山を楽しみにしていたが、今日の登山は諦め次回の楽しみに。遠野、釜石大観音を観光して宿の大船渡温泉へ。翌日は観光。荒々しく波しぶきをあげる碁石海岸から陸前高田へ。東日本大震災被災地の現状と復興状況を少しでも知りたくて。津波伝承館での見学、語り部ガイドと共に、震災遺構の説明や、高台に移転した住宅のある展望台から、高田松原の復興状況の話しを聞く。行政への不満も織り交ぜながらも、そこの土地で生きていく人の坦々とした姿があった。新しく植えられた4万本の松の苗が大きくなる50年後の孫の時代にはどんな風景なのだろうか。奥州市に向かい、茅葺き日本一と言われる大屋根の法堂の正法寺へ。

3日目焼石岳登山。今日も朝から雨、地元に住む親戚夫婦の先導で、雨と雪解け水の登山道に苦戦しながら、銀名水小屋にたどり着き一息入れる。風がないので雨くらいだったら頂上まで行けると。今年は10年ぶりの残雪の多さとかで、小屋からは大雪渓の連続。持ってきて貰った縄を靴底に巻いてみると滑らずあんばい良かったようだ。頂上からの眺望は無かったが姥石平は、一面ハクサンイチゲが咲き乱れて、ヨツバシオガマ、雪割小桜も。東焼石岳までのお花畑は見事だった。下山中雪渓の斜面でyさんの見事なピッケルさばきを見た。いっこうに止まない雨の中皆無事に下山。登山開始から下山まで10時間。夏油温泉に着いてすぐ熱めの温泉に入り、冷えた体と疲れ切った足をいやした。4日目の最終日にようやく晴れた。秋田道から横手の増田町の内蔵を持つ街並み観光へ。今も暮らす家主が中を案内して説明してくれる。昔懐かしい暮らしに触れられる心落ち着く町だった。稲庭うどんが美味しかった。 まだ行ぐがらね~  (羽)

水芭蕉でいっぱいの登山道

銀名水小屋から大雪渓へ突入

東焼石岳方向のお花畑 ハクサンイチゲ一面でした

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