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日本山岳会 千葉支部

三十三観音が散りばめられた霊山・嵩山

11月22日(土) 晴れ 5名

低山ながら変化に富んでいると噂の群馬百名山の嵩山へ。ウッカリと連休初日の山行なので渋滞を心配しつつ関越道で中之条町へ向かう。まあまあ幸運なことに然程の渋滞には巻き込まれず、何とか10:00過ぎに登山口である道の駅「霊山たけやま」に到着。西側の表登山道から時計回りで周回とする。直ぐに嵩山城址の標識が現われる。戦国時代には斉藤城虎丸が城主だったが、敵対する岩櫃城の真田幸隆に攻略されてしまったという。その近くに三十三観音の一番目が立っていた。登山道を進むとスカイツリーの高さと同じ地点に634mの標識があり、そこを過ぎて直ぐに五合目の標識が現われ、さすがに「もう五合目なの?!」とちょっとビックリ。そして八合目を過ぎて最初のポイント「小天狗」に。その岩場では物足りず少し先の不動岩にチャレンジとなる。一度南側に回り込んでからクサリ場を経て狭い頂部へ。なかなかの高度感である。

もう五合目?

八、九番観音

長い長いクサリ場

引き返す形で天狗の広場を通過し中天狗へと。更に進むと、かつて嵩山城の本丸が在った実城の平(無常の平)で71体の石仏が安置されていた。十字路の経塚からいよいよ大天狗・頂上へと向かう。岩場が現われ、直ぐにクサリ場の連続となるがその長いことに少しばかり驚く。感じとして全体で50m以上か?さほど急ではないが、なかなか印象的な場である。たどり着いた山頂標識から更に一段クサリを登った岩峰が頂上で祠が在った。天気も最高で、評判通りのパノラマ展望にしばしゆっくりとする。そして、頂上から見えた北側の五郎岩にも足を延ばすことに。登りよりもスリリングなクサリ場の下りをこなし経塚へ戻り往復30分ほどの寄り道。頂上を烏帽子岩の先に見上げることが出来た。ほとんどすべての見どころを終了し、東登山道を経て道の駅に戻る。風もなく、予想以上の小春日和に残ってくれていた紅葉がまぶしい。㋔

大天狗

スリリングな下り

小春日和でした

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