10月18日(土) 晴れ 19名
NHK大河ドラマ「べらぼう」の主人公、蔦屋重三郎ゆかりの地を巡るウォーキング。午前10時に地下鉄日比谷線三ノ輪駅に集合すると、我々以外にもリュックを背負ったいくつかのグループがいた。ソープ街ということもあって普段は人が近づかないエリアだが、テレビの影響で吉原巡りはちょっとしたブームになっているようだ。
土手通りの見返り柳から五十間道に入ると、すぐに吉原。昔はここに唯一の出入り口、大門があったが、今は「よし原大門」と書かれた街路灯があるだけ。さらに遊女が逃げ出さないよう周囲に巡らされていた「お歯黒どぶ」と呼ばれる堀も埋めたてられ道路になっていて、往時の面影はない。でも歩いてみると、当時の石垣とみられる遺構があったり、遊郭だった区画が急な上り坂になっていたりして、ここが葦の原っぱに土盛りして造られた人工の遊郭街であったことが実感できた。
テレビで綾瀬はるかさんが声の出演をしている九郎助稲荷などを統合した吉原神社にお参りして記念撮影。コンビニでおにぎりなどを買い、近くの吉原公園で昼食。ここは昔、吉原の三大妓楼といわれた「大文字楼」の跡地だとか。テレビでは伊藤淳史さんが大文字屋主人を熱演しています。そのほか、蔦重や母つよ、妻ていらが葬られている正法寺や、平賀源内、葛飾北斎、佐野政言の墓などを巡り、べらぼうワールドを満喫した。(梶)




