2024年6月16日:JAC山形支部有志が古道調査で「道智道」のエスケープルートを歩きました。

今回は北端でダム下流の吊り橋から営林署ルートをたどります。
下の地図は日向さんのメモで、黒破線を歩き、木川沢のゴールを目指します。
この山行はYAMAPにも掲載しましたので写真と位置を確認することができます。

ただしこのルートには一筋縄ではいかない難道が待ち構えていました。

吊り橋の手前には車が2台駐車できます。

注意書きを読みます

吊り橋を渡りますが、二か所ほど板が腐っていて怖いです。

吊り橋を渡った直後に道が分岐します。CLの日向さんが右側の道を探索しますが途中で道が消えてしまいました。

左側を進むと立派な道が続いています。

土地所有の筆界杭が見えます。結果的にこの杭は県企業局のものだとわかりました。

送電線の下に差し掛かりましたが地図で想定される歩道の標高が全く違っていることに気が付きました。実際は100m程低いところを歩いていることがわかりました。

この道は二つ沢に向かう林道であることがわかりましたので、少し戻ってからスギ林の中をよじ登り、尾根筋付近で石柱を発見しました。これが国有林の境界石柱でした。ここから低標高の方向は刈り払いがされていませんでした。

送電線の鉄塔下を通過すると地図上に記載のない立派な林道に遭遇しました。この林道は地図上では送水管の上に設置されているようです。

国有林の石柱の直近の立木には見出標が据え付けられていて離れた場所からも見えます。
途中にピンクテープもつけられているので次の石柱の位置は容易に探せます。

2023年に境界の刈り払いが行われた1年後の状況ですが、歩きにくいことはなはだしい。
これは登山道ではないのです。

26番の石柱と見出し標です。

このルート上の最高標高の石柱です。

ピークを越えると見出し票の番号が不連続となり杭も石柱からL型チャンネルに変わりました。

見出標31番まで道を確認できましたが、時間の都合で後ゴールまで歩くことを断念しました。

吊り橋を渡ってからスギ林を登地点をマーキングしておきます。

同行のSさんが鉄塔付近で携帯を紛失してしまい、30分程探し回りましたが見つからず、この日は調査終了として帰りました。残念ながら無事下山とはなりませんでした。その後別のiponeで探したところ、落とした位置が狭く特定できたので翌日には回収することができました。良かったです。

問題点としては、吊り橋直後から鉄塔までの経路の確定とピークからゴールまでの確定が必要で、国有林境界石柱の番号を地図上に記載しておくことも必要と思われました。

また、道智道のエスケープルートとしての妥当性は良く考えて結論を出した方が良いと思われました。