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日本山岳会 埼玉支部

2025年度 歴史文化探訪登山③「三峰山参詣道山行」報告

2025年度 歴史文化探訪登山③「三峰山参詣道山行」報告書

報告文(pdf版)はこちら → 山行報告

【1. はじめに】

2025年度の歴史探訪登山「古道シリーズ」最終回として、国道140号落石通行止め復旧後の大輪バス停を起点に、総勢11名で三峯表参道から三峯神社・妙法ヶ岳(奥宮)を巡る登山を実施した。直前に降雪があり、山上部には残雪が残り、春先らしい寒暖差の大きい山行となった。

【2. 行程概要】

・日程  2026年3月8日(日)

・場所  三峰山参詣道(妙法ヶ岳:1,351m)

・参加者 松尾渡 橋本久子 水野康男 稲越洋一 小玉和孝 塚越和子 水野千秋 那須朋美 小島千代美 CL:田中利昌 SL:鈴木晴雄(計11名)

・天候  晴れ(三峯神社より上部は、立ち止まると寒さを感じる気温)

・行程  9:05大輪表参道登山口→9:45清浄の滝→10:10薬師堂跡→11:15三峯神社→12:50妙法ヶ岳→14:00三峯神社→14:40裏参道下山口→16:30神庭洞窟(カニワドウクツ)→17:00大輪登山口(累積標高差:1,600m超)

【3. 山行の詳細】

◆ 大輪バス停〜表参道

大輪の一之鳥居をくぐり、登龍橋を渡って表参道へ入る。杉並木と古い石碑が続き、参詣道の雰囲気が漂う。

◆ ロープウェイ跡〜清浄の滝

三峰山ロープウェイ跡地(二瀬ダムの完成後三峰観光道路が整備され2007年に廃止)を通過すると本格的な登山道となる。清浄の滝(古来の禊場)で小休止した。

◆ 薬師堂跡〜遙拝殿

薬師堂跡を通過し、三峯神社に近づくと社家の脇を通り、立派な建築物である奥宮遙拝殿に到着。ここから妙法ヶ岳の展望が開ける。この付近から気温が下がり、立ち止まると寒さを感じた。

【4. 妙法ヶ岳(奥宮)への登頂】

三峯神社への参拝は下山ですることにし霧藻ヶ峰方面との分岐を過ぎ、奥宮へ向かう。斜面や日陰の登山道には凍結した雪が残っており、軽アイゼン・チェーンスパイクを装着。途中、ほら貝を吹きながら歩く登山者がおり、霊場らしい雰囲気を高めていた。

奥宮手前の金属階段と鎖場を慎重に登り妙法ヶ岳山頂へ到達。ここからは、霧藻ヶ峰・雲取山・和名倉山・両神山・浅間山等が望めた。頂上は狭く食事は三峯神社で摂ることとし集合写真と参拝を済ませ下山した。

【5. 下山(参拝・お札授与〜裏参道)】

下山の途中、三峯神社で参拝を行い一部の参加者はお札を授かった。万全を期し三峯神社で待機されていた方と合流して裏参道で下山し、途中神庭洞窟(縄文期の狩猟キャンプ地)を見学した。

【6. まとめ】

古道・信仰・残雪期登山が融合した、シリーズ最終回にふさわしい充実した山行だった。ほら貝の音や冷たい空気が霊場らしさを強め、三峯神社でのお札の授与がよい締めくくりとなった。

日本山岳会本部

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