2025年度 11月支部山行「宝篋山(ホウキョウサン)」ご報告
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◆日程: 2025年11月9日(日)
◆場所: 宝篋山(461m 茨城県つくば市) 宝篋山トレッキングマップ → Map
◆天候: 小雨
◆参加者: 稲越、橋本、水野(千)、朝井、中島(一)、高橋(努)、立原、芦沢、中根、宮崎(SL)、坂倉(CL) 計 11名
◆コースタイム: 小田休憩所10:10→(極楽寺コース)→バイオトイレ前11:46→11:51宝篋山山頂(昼食)12:15→(小田城コース)→硯石12:47→要害展望台13:32→13:50小田休憩所 (約6km 3時間40分)
山行一週間前に天気予報を確認した時は、晴れ予報であったので安心していたら、当日が近づくとまさかの雨予報に。好転を期待したものの見事に裏切られ、益々雨が確実になっていく絶望の数日でした。2日前にルート変更を決断。当初の常願寺コースは時間がかかるため、一番短くメジャーな極楽寺コースで登ることとし、参加者の皆さまへメールでご連絡しました。
当日。朝は激しく地面を打ちつけていた雨も、集合場所の小田休憩所に着いた頃には、少しくらい濡れても平気!という程度に弱まっていました。全員が怪我なく、数時間後にまたここに戻ってくること、雨天歩行の練習のつもりで、秋雨を楽しみながら歩くことを念頭に、つくばの人々が大切に守っている里山にお邪魔しました。
極楽寺コースは、手作りの看板が付けられた滝や岩を見ながら沢沿いの道を歩きます。急登や緩やかな岩や土の道などを繰り返し、弱い雨に打たれながら、私達以外、誰もいない静かな山道を進みます。山頂に着くと、全く予期していなかった景色が広がっていました。なんとそこには土浦の街と霞ケ浦を覆う一面の雲海が!集合写真を撮る時には、諦めていた筑波山も頭を覗かせてくれました。さらにランチタイムの時だけ雨が止み、山頂貸切状態でゆったりしたひと時を過ごしました。
下山は当初の予定通りの小田城コースです。行きの道とは少し様相が変わり、土と木の根を踏みしめながら標高を下げて行きます。楽しく会話も弾みながら、予定よりも早く順調に下山しました。
雨が激しく降ることはなく、ゴールが近くなると登ってくる人と本日初めてのすれ違いもあったりして、天候の心配は杞憂に終わりました。天気が悪くても、自然が好きな仲間達は、自然に逆らうことをせず、ありのままを楽しむことを知っている。そんな充実感と無事に終われた安堵感で、とても満たされた気持ちで帰路につきました。ご参加の皆様、ありがとうございました。(記:山行委員 坂倉理恵)








