2025年10月 支部山行 青森2座「岩木山・八甲田山」ご報告
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*日 程:2025年10月18日(土)~19日(日) 1泊2日
*場 所:岩木山(1,625m)、 八甲田山(大岳1,585m)
*参加者:塚越和子、松尾渡、土田利恵子、行方真由美、町田美春、磯崎佳奈、宮崎則子、小玉和孝、林信行、田中利昌(SL)、稲越洋一(SL)、朝井紀久子(CL) 計12名
*天 候:[10/18] 曇り→小雨。気温6~7℃。風速最高8m位。
[10/19] 中腹までは曇り時々晴れ。上部は曇り時々霧雨、2℃、風速最高14m位。
*行 程: 前泊のSL2名が前日にレンタカー2台を契約。10/18朝8:00JR弘前駅前に集合(前泊組と夜行バス組)、9:00岩木山8合目Pで自車組と合流。リフト利用。
10/18(土) 9:30リフト上駅を出発→10:05岩木山山頂10:20→11:00リフト上駅(下山) ※8合目駐車場P休憩所にて昼食→(車移動)→弘前城散策→(車移動)→16:00酸ヶ湯温泉旅館(泊)
10/19(日) 7:50酸ヶ湯温泉P出発 → 仙人岱 → 10:30八甲田山(大岳)10:40 →10:55避難小屋(トイレ、昼食)11:20 → 12:30毛無岱への下り階段 → 毛無岱 →13:40酸ヶ湯温泉P(下山)。 ※酸ヶ湯温泉に入浴し15:30出発(自車組とは解散)、17:00新青森駅レンタカー返却、解散。
*所感報告:
雨と強風、低気温の予報が出ており、担当・参加者共に心配する中、防寒対策と、行程を最短ルートに計画修正することで催行を決定。初日の岩木山は、早々の降雨予想から、急遽SL提案によるリフト往復利用に変更、それが功を奏し、山行自体は1時間半でかなり時短となりましたが、裾野全体に広がる素晴らしい紅葉と、そして岩木山ならではのダイナミックな岩登りが体験できました。風はやや強めだった為、翌日の八甲田は大丈夫かと心をよぎりました。
早めの下山にて、その後、弘前城をたっぷり散策。現地ボランティアガイドの案内も得て充実した散策でした。宿泊は酸ヶ湯温泉旅館。八甲田山の麓である旅館の周りもダイナミックな色とりどりの紅葉で、いつまでも見惚れる程でした。部屋はリーズナブルな湯治棟に宿泊。温泉は乳白色の酸性・含硫黄泉で芯から温まり、混浴「千人風呂」は女性専用時間が設定され、別に男女別の温泉も有り、何度も利用できました。食事も満喫、青森の日本酒を楽しむ参加者もいました。
2日目は、強風と低気温を考慮し、当初の大周回コースから、山頂ピストンに変更とし出発。見事な紅葉の中を進んでいくと、強風と霧が深まる中腹から上は、霧氷の別世界に感嘆の声が上がり大興奮でした。山頂では霧がかかり風も強まり、長く留まれない程でしたが集合写真を何とか撮り今後の行程をCL/SLで再検討。当初は往路を戻る予定でしたが、皆さんの足取りが予想よりは早めだった事、強風も中腹以下は収まる予想から、往路とは違う毛無岱の雄大な湿原・木道へも行こうではないか・・・等を考え、参加者合意の下、ピストンではなく周回短縮コースを選択。避難小屋で一旦休憩後、暫くは冷たい向かい風に緊張する下山でした。標高が下がるにつれ風も弱まり、いよいよ毛無岱へ向かう階段を下り始めた時、視界に広がった大湿原と山腹の紅葉に、皆の感嘆の声が上がり足が止まりました。それは霧氷と強風の山頂を乗り越えて、この時期の八甲田から頂いたまるでご褒美のような黄とオレンジの輝きでした。熊対策も考えながら様々な体験も得た、素晴らしい青森百名山2座山行でした。(山行委員:朝井紀久子)










