第1回 あかぎ林間学校(群馬支部主催) 事業報告書 《ボランティア委員会》
・7/6 事前登山報告(pdf版)はこちら → 事前登山報告
・8/17-18 あかき林間学校報告(pdf版)はこちら → 林間学校報告
目的:
- 登山を中心とした赤城山での活動を通して、自然へのまなざしと科学的な考え方、たくましく思いやりのある優しい心を育む
- はじめて出会う仲間との赤城登山、野外や屋内での活動を通して、約束を守り、おたがいを認め合える心を育む
- 大自然の中での登山を通して、身体を鍛え、健康を育む
【事前登山】
実施日:2025年7月6日(日)
目 的:あかぎ林間学校 事前登山(本番 8月17~18日)
実施場所:赤城山(長七郎山) 晴れ 歩行時間3時間20分 のぼり221m、くだり222m 歩行距離5.0km
参 加:埼玉支部:2名(磯崎、若林) 群馬支部:8名、東京支部:1名 /一般:7名(こども4名、保護者2名、オブザーバー1名)
コ ー ス: 10:25赤城公園小沼駐車場~10:55おとぎの森入り口~森一周~12:00おとぎの森入り口~12:35長七郎山山頂~昼食~ 13:25小地蔵岳分岐~13:45登山口
概 要:群馬支部が主催、埼玉支部が協力という形で開催する「あかぎ林間学校」の事前登山として実施した。スタッフと参加者の顔合わせ、参加者の体力、適正の把握目的とするものである。参加した子供たちは最初は緊張した様子だったが、スタッフを交え春に咲く花の話や虫の話をしていくうち少しずつ打ち解けてきたようで、山頂につく頃にはどの子もすっかり仲良しになっていた。おとぎの森は沼からの風が爽やかな散策路、長七郎山へはよく整備された登山道で、山頂は広く展望がとてもよかった。
参加した子供たちは山歩きには問題なく楽しめていた様で、予定よりも早く下山。下山口についたときにはみんな達成感でいっぱいの様子。チームワークも深まり、本番が楽しみである。今回のコースは山歩きも森の散策も楽しめる登山の良さを凝縮したもので、群馬の自然の豊かさを実感した。
【あかぎ林間学校】
日程:令和7年8月17日(日)-18日(月) 晴れ
実施場所:前橋市赤城山(群馬県)
参加人数:支部員3名(磯崎、市川、若林) 群馬支部 11名、東京支部 1名 /一般 :11名 合計 26名
1日目 オリエンテーション、名札作り-テント体験、アコーディオン演奏、ジャンボ上毛かるた
2日目 登山:10:15駐車場-10:45荒山高原-11:15火起山-12:00竈山-12:20鍋割山-13:00竈山-13:05火起山-13:30荒山高原-14:15駐車場 行動時間 約4時間30分、歩行距離 約5.3km、高低差 登り466m 下り435m
概 要:群馬支部が主催、埼玉支部・東京支部が協力という形で開催する「あかぎ林間学校」を実施した。前回のプレ登山後、打ち合わせを重ね、いよいよ本番である。群馬県の国立赤城青少年を利用し、1日目のオリエンテーション会場および宿泊地、2日目の登山の拠点とした。
前回すでに顔合わせをしている子、初めて会う子もいたがすぐに打ち解け、皆仲良くなっていた。オリエンテーションの最初のメニューである木の名札作りワークショップでは皆、限られた材料、時間の中で創意工夫しており、それぞれの個性がでた素敵な作品ができあがった。テント張り体験ではテントに泊まったことのない子も多く、皆大興奮、大盛り上がり。全力で愉しむ姿勢、元気さに圧倒されっぱなしである。
夜はアコーディオン演奏家を招いて生演奏とジャンボ上毛かるたを行った。アコーディオンは山の歌と馴染みのある歌を中心に演奏され、演目の「手のひらを太陽に」では手拍子も加わり大合唱に。ジャンボ上毛かるたでは保護者の方、アコーディオン演奏家さんも加わり、盛り上がった。
2日目は今回の目的である赤城山登山を実施。とにかく暑く、風もなく大汗をかきながらの大変な行程であった。途中、植物や鹿の食害の観察をしたり、快晴により展望がよかったため谷川や浅間、尾瀬の山々、高崎の町並みが眺められ、愉しみながら登ることができた。炎天下の中、やはり疲れと緊張、暑さから調子の悪くなる子もではじめ、残念ではあるが安全優先で今回の最高地点である火起山で下山する子と目的地の鍋割山まで行く子とパーティーを分けて行動となった。
これで子供たちが山を嫌いになったらと心配をしたが、後で火起山で撮った集合写真を見ると、子供たちは皆とてもよい笑顔をしており、ほっと安心した。
下山後は群馬支部 根井支部長より参加者に立派な修了証と参加賞のチキンラーメンが授与された。
開催前は不安が大きかったが、群馬支部の皆さんの細かいところまで練られた段取りや豊富な経験、そして子供たちの元気、優しさに多くの場面で助けられ、無事に終えることができた。群馬支部さん、子供たちから多くのことを学ぶことができた2日間であった。今回の活動をきっかけに、今後も群馬支部との交流を重ねていかれればと思う。 (報告:ボランティア委員会 若林優子)