2025年7月山行「Welcome to 山研(徳本峠)」報告
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期日:2025年7月5日(土)~6日(日) 1泊2日
場所:北アルプス 徳本峠 (2,134m)
天候:7月5日 曇り~快晴(夜間は降雨)
7月6日 快晴~曇り
参加者:町田千絵、国崎智、水野千秋、小林栄子、田中健介、天池稚力、SL秋山隆弘、CL稲越洋一 計8名
行程:【1日目】15:00 山研集合(泊)
【2日目】6:00山研~7:10明神(休憩)7:25~9:30徳本峠10:00~12:00明神(休憩)~12:50山研 (解散)
「山研」体験を絡めた支部山行は、主に新入会員や山研未体験者をターゲットとして2021年度から始められたと記憶しています。人気の山岳リゾートである上高地と、日帰り山行が可能な「百名山・焼岳」をテーマとした訳ですが、時期的に梅雨時期である事から、降雨時の焼岳登山は新入会員にとって厳しいものがあり、又、焼岳はしばしば噴火警戒レベルが上がる為、過去2度中止(代替プランに変更)となっています。よって今年は「山研」体験をメインとし、降雨でもリスクが少ない「徳本峠」山行を絡めた計画としました。但し、日程的に余裕のあるメンバー向けに初日をほぼフリーとして、前行程で個人山行等を組み入れる事も可能な行程としています。実際、初日の行動として、上高地を散策した方、西穂方面から下って来た方、涸沢から下って来た方、焼岳へ登って来た方など、それぞれのレベルで楽しまれた様です。
メインテーマである「山研」体験に於いては環境・設備など「想像以上!」と大好評でした。又メンバーの水野さん発案で追加の食材をプラスした食事も喜ばれ、参加者の皆さん共々楽しい時間を過ごす事が出来たと思います。
2日目の行程は、復路の交通機関の時間を考慮し出発時刻を早め、雨上がりの爽やかな朝日の中、梓川沿いの探勝路を楽しみながら登山口へ向かいました。明神からの登山道は、一部、渡渉個所の崩れがあったものの、整備されており、高山の稜線とは違った植生の高山植物など鑑賞しながら「誰にも会わず!?」徳本峠に到着、雲が掛かる前の穂高の峰々を拝む事ができた事は、早出のお陰でしょう。峠には新島々方面から「イワナ」目当てで遡行してきたという猛者が3名居て驚きましたが、再び引き返していきました。
昼食後、順調に下山し、山研でデポした荷物を整理し解散いたしました。
新入会員向けの山行として、改めて継続が必要と感じた次第です。(記:CL稲越)