2024年度 10月 月例山行「北アルプス 常念岳・蝶ヶ岳縦走」報告 グレード☆☆☆
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10月5日~6日、10名で常念岳~蝶ヶ岳を縦走してきました。8月、下見に行った時期の大雨のために、一の沢登山口の駐車場に向かう道路が陥没し、通行止めになってしまいました。
1日目は、穂高駅に6時半に集合し、タクシーで陥没道路の手前まで行き、そこから徒歩で一の沢登山口へ向かいました。穂高駅に集合した時には小雨が降り天気が心配でしたが、一の沢登山口ではレインも脱いでスタートできるぐらい天気が回復しました。前日の雨の影響もあり、登山道の一部は沢沿いではなく、山を高巻するコースもありました。常念小屋に近づくにつれて、天気はどんどんよくなり、常念乗越に着くと、目の前には槍ヶ岳~穂高連峰の山々がど~んと見えました。常念小屋のテラスで夕食までのんびりと山の話をして盛り上がりました。
2日目は5時前に常念小屋を出発し、常念岳を目指しました。常念小屋をスタートする際には、常念岳の上空にはオリオン座が見え、常念岳を目指して登る先行したツアー客のヘッドランプが綺麗に見えました。ところが徐々にガスが増え、辺りは真っ白に、、、。しかし山頂に到着する頃は、ガスが晴れて、槍ヶ岳の山頂がうっすら見えました。ブロッケン現象も見ることができました。常念岳から下山し、蝶ヶ岳を目指すと、すっかり雲がとれ、槍ヶ岳~穂高連峰の山々が姿を現し、大絶景の中、縦走を楽しむことができました。又、途中、雷鳥を見ることもできました。常念岳から蝶ヶ岳までは、何度かアップダウンを繰り返し、なかなか大変でした。しかし槍ヶ岳から続く穂高連峰の大パノラマが疲れを忘れさせてくれるぐらい素晴らしい景色でした。稜線を吹く風は冷たく、紅葉も真っ只中で、北アルプスはもうすっかり秋でした。
蝶ヶ岳からは、三股登山口に下山しました。階段が多く、疲れた足にはなかなか堪える下山でしたが、10名全員の足並みも揃い、ほぼコースタイム通りに三股登山口に到着することができました。あらかじめ手配していたタクシーに乗り、穂高駅で解散となりました。2日目は11時間を越えるハードな山行となりましたが、参加者全員で無事に縦走することができたことに感謝しています。ありがとうございました。(文責:宮内)
【行程概要】
1 日程:10月5日(土)~6日(日) 一泊二日
2 場所:北アルプス 常念岳(2,857m)、蝶ヶ岳(2,677)
3 参加者:CL小玉和孝、SL宮内有加、平本真二郎、平本美恵子、松尾渡、稲越洋一、町田美春、磯崎佳奈、行方真由美、宮崎則子
4 天候:[10月5日(土)]くもり時々晴れ、風ほぼなし [10月6日(日)]晴れ、風ほぼなし
5 コースタイム
■5日(土) 6:30穂高駅→7:00一の沢登山者第2駐車場手前→8:00一の沢登山口→13:00常念小屋
■6日(日) 4:45常念小屋→6:05常念岳→11:00蝶槍→12:30蝶ケ岳→16:30三股駐車場→17:10穂高駅解散