メニュー

日本山岳会 埼玉支部

2023年度 埼玉50山「秩父御岳山」報告

JAC埼玉支部 2023年度 11月 埼玉50山 支部山行報告

pdf版報告はこちら → 山行報告

*日程:2023年11月11日(土) 晴れ

*場所:秩父御嶽山(1,080ⅿ)

*参加者:CL町田、SL小玉、稲越、古川、松尾、宮崎、吉田(由)、塚越、平本(真)、平本(美)、高倉、長谷部、中根  13名

*集合:秩父鉄道「三峰口駅」

*行程:9:05三峰口駅→9:20贄川宿→11:40タツミチ→12:00秩父御嶽山12:30→13:50杉ノ峠→14:48登山口→15:07強石バス停→15:40三峰口駅

*歩行時間:約6時間30分(休憩込み)

*装備:日帰り登山装備 雨具、昼食、行動食、非常食、飲料水、救急用品、防寒着等

*行程概要:

前日は冷たい雨降りでしたが、当日は秋晴れとなり参加者の方々は晴れやかな顔で秩父鉄道三峰口駅に集合しました。心配していた気温もそれ程低くはならず、山行には丁度良い気温でした。

今回の山行は奥秩父ということもあり熊の出没を懸念していましたが、参加者の方々が熊よけグッズを色々準備してくださり心強かったです。集合時に熊よけグッズのお披露目があり皆、興味津々に手に取っていました。

三峰口駅をスタートし贄川宿では、案山子のお出迎えがありました。おじさんやおばさん、子ども達まで沢山の案山子に迎えられ、そして登山口では見送りをして頂きました。

稜線に出るまではずっと杉林の中を歩きましたが、手入れがされている林なので暗さは感じませんでしたが、如何にも熊が出てきそうな雰囲気はありました。熊よけグッズの火薬銃や電子ホイッスルの活躍で安心して歩くことができました。イノシシを見かけた時にもすかさず火薬銃を鳴らしてくださいました。

一度稜線に出ると黄色く色付いた葉が太陽の光に当たりとても綺麗で私たちの目を楽しませてくれました。そこから山頂まではかなりの急登でしたが、山頂からの眺望は素晴らしく、両神山、天理岳、遠くには雪のない浅間山も見え疲れが吹き飛びました。山頂にはお社と鐘があり、到着の鐘を鳴らしました。先着の方に写真撮影を依頼すると、何故か私達の写真に混じっていたというハプニングがありました。

 

山頂から少し下った所で休憩をとりましたが、日陰のため一気に寒さが押し寄せ、防寒着や手袋を装着し温かい飲み物で体を温めました。

その後、強石方面に下山を開始すると落ち葉で登山道が埋まり道がわかりずらい箇所がありましたが、事前に下見をしていたので道迷いせずにすみました。

痩せ尾根と急峻な岩場・鎖場は、足の踏み場が確認できないほど落ち葉が溜まっており、ストックで掻き分けながら一歩一歩確実に足の踏み場を確認しながら進みました。

所々に紅葉もみられ、遠くからはSLパレオエクスプレスの汽笛が聞こえ、里山の楽しさを感じた瞬間でもありました。強石の登山口に到着すると、サルの群れがいましたが、火薬銃と電子ホイッスルの音響で飛び散っていきました。熊よけグッズが大活躍の山行でした。

バス停迄は20分ほどあり急ぎ足で向かいましたが、残念ながらバスは行ってしまった後でした。対岸に渡り晩秋の秩父路を楽しみながら三峰口駅迄歩きました。

日本山岳会本部

pagetop