JAC埼玉支部 2023年度 秋山山行 報告
飯豊山(2,105m) グレード☆☆☆
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*日 程:2023年9月16日(土)~17日(日)1泊2日
*場 所:飯豊山2,105m
*参加者:CL朝井 SL町田 稲越 平本(真) 平本(美) 計5名
*行 程:登山口(御沢野営場)へはそれぞれで移動(車中前泊)
9/16(土) 5:36御沢登山口→8:21横峰→水場(水量確認)→10:12剣ヶ峰→11:00三国小屋→13:00切合小屋到着(泊)
9/17(日) 5:05切合小屋出発(荷物は小屋にデポ)→6:55本山小屋→7:13飯豊山山頂→8:00本山小屋→9:33切合小屋(荷物をまとめ)10:05→11:46三国小屋→13:57横峰→16:11御沢登山口→16:20御沢野営場駐車場
*歩行時間:歩行時間:1日目約7時間30分(休憩込) 2日目約11時間強(休憩込)
*装 備:
避難小屋泊装備 食料(1日目の朝昼・2日目の昼)行動食、非常食、飲料水2.5L以上、プラティパス、シュラフ、マット、ヘッドランプ、雨具、ゲイター、着替え、ザック内の防水袋等、携帯電話、モバイルバッテリー
*行程概要:
9月の連休に秋山山行で飯豊山を計画していましたが、今年は例年にない水不足ということで、小屋の管理人さんから再検討をとの連絡が来ました。当初の予定では、切合小屋と三国小屋の避難小屋の2泊でかなりゆとりをもった日程で計画を立てていました。
水不足という大きな課題を課せられ、参加者で何度かオンラインで討議を重ねました。ルート上での水場状況や小屋での飲料販売の有無を確認し、その結果、行きに2.5L以上の水を持ち切合小屋に1泊で食事付きにし、ルート上の水場状況を確認しつつ小屋近くの水場で翌日分の水を確保することで山行実施を決めました。また、週間天気予報とのにらみ合いで、当日雨天ならば飯豊山山行は中止とすることとし、代替山行の話題も取り上げられました。
天気予報で当日は雨の可能性もありましたが、大雨とかではなさそうということで、参加者はそれぞれ登山口駐車場に向かい車中泊をしました。夜半過ぎにかなりの雨が降りましたが、朝にはほぼ止み気持ちよくスタートができました。横峰を過ぎ最初の水場は程よく水が出ていることを確認、水を汲む長い列ができていました。天候は晴れ間が見えたり急に霧で周囲が見えなくなったりととても不安定だったため、早めに切合小屋に到着できるよう行動しました。残念ながら岩場手前辺りで雨が降り出し、滑らないように慎重に足を進めました。剣ヶ峰の岩場は、岩の形状が平らで滑り易くとても怖かったです。
三国小屋でトイレタイムを取りほぼ予定通りに切合小屋に到着しました。雨は止み小屋から20分ほど下った先に沢があり、そこに水汲みに行きました。見た目はきれいですが汲むと黄色味を帯びた水で浄水器を持参してくれたことに感謝しながら、それぞれが水を確保し翌日の登頂に備えました。
翌日は晴れましたが天気が崩れる予報だったため、午前中勝負で荷物を小屋にデポし朝早く山頂を目指しました。
飯豊山の素晴らしい稜線を眺めながらピークを踏み、ガスが上がってくる前に写真撮影を済ませ、早々に本山小屋に戻りました。リサーチ済みの飲料を購入し早めに切合小屋に戻り荷物をまとめ10時過ぎには出発しました。
剣ヶ峰の岩場で雨に降られるととても危険であり、雨が降り出す前に岩場を通過したいと早め早めの行動で下山しました。幸い雨に降られることなく岩場を通過できホッとしました。
前日水量を確認しただけで通り過ぎた水場で、冷たくて美味しい水で喉を潤しゴールを目指しました。
登山口にほぼ予定通りに着き、駐車場で荷物を積み乗車すると同時にものすごい勢いで雷雨がありましたが、濡れることなく近くの温泉で汗を流すことができました。 (記:町田美春)