第13回大久保春美記念ふれあい登山を終了して
社会貢献委員会 中嶋信隆
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第13回大久保春美記念ふれあい登山は4月2日(日)、桜が満開の埼玉県小川町を出発地点とする標高344mの官ノ倉山で行われました。
官ノ倉山は過去13回のふれあい登山で平成25年度の第3回でも行われており、それだけに前回の経験を踏まえ事前打ち合わせでも頂上手前石尊山直下の鎖場が障がい者を引率しての安全登山に問題はないかと提起がありました。
しかし、和紙の里小川、古い町並み、頂上からの関東平野360度の展望の魅力には勝てません。
関係者全員一致で官ノ倉山と決定しました。
1月の協会、JAC埼玉支部の下見登山でも慎重に調査、そして万が一の迂回路等を探査しながらの下見で、JAC埼玉支部が危険個所と思われるところには当日ロープを張り、支部員の全員で障がい者を保護しながらゆっくりと安全を確認しつつ登り、下ることで確認がとれ、ちらしの作成へと進んでいきました。
さて、ふれあい登山の当日は快晴ではありませんが、暖かく桜は満開、登山としては最高の天候であると思われました。
JAC会員参加者31名には集合時間の30分前午前8時45分に集まっていただき、スポーツ協会の4名と合同で最後の注意事項の確認作業に入りました。
皆さん顔は素晴らしく意気込みが感じられ、私はこの時に今回の大会は成功したと思いました。
障がい者の方々もぞくぞくと集まり、当日2名の欠席がありましたが、JAC参加者31名、協会参加者4名、障がい者と引率者が23名、合計58名で出発となりました。
協会の方より全員に注意事項の説明の最中、ちょうど集合地点である小川町役場前広場で役場建物の屋上スピーカーより町内放送があり、イノシシが出没したので注意してくださいとのことで一時不安がよぎりましたが、各班ごとに準備体操を行い、6班に分かれての出発となりました。
JAC会員は班長と各班に4~5名が配置され、万全の態勢で障がい者の方々の安全登山に対して素晴らしい貢献でした。
靴ひもの結び方、歩き方、山の話や魅力、一つの事を成し遂げた時のハイタッチと夫々の班から笑いが常に絶えなかったようです。
会員の参加者本当にお世話になりありがとうございました。
また、危険個所においてロープを張っていただいた平川会員、飯塚会員お世話になりました。
北向不動から先はいよいよ鎖場となりますが、JAC会員が一歩一歩足を置く場所を指示しながらの登山で時間をかけつつ全員無事頂上に立つことができました。
そして、無線機を利用し情報を流しつつ、せまい頂上での昼食と写真撮影も無事終了。
日曜日のお昼時、もう少し頂上は混雑しているのかと思いましたが意外と登山者は少なく、頂上以外での大人数のふれあい登山一行が他の登山者の通行にそれほど妨げになることもありませんでした。
帰りは東武竹沢駅を目指して各班ごとに頂上出発で班ごとに解散となりましたが、各班長の報告によれば天候も良かったせいか皆さん満足してケガをした方もなく帰られたのことであります。
31名のJAC会員の方々お世話になりました。
来年もぜひまたご協力お願いいたします。