尾瀬合宿へ 山鉄旅で参加

船から望む燧ケ岳
群馬支部秋の恒例行事の尾瀬合宿。今年も尾瀬沼畔の長蔵小屋で10月4日・5日の2日間にわたって開かれた。
今年は福島支部に加え、今年誕生したばかりの東京支部のフレッシュな仲間も加わり、終始、和やかで賑やかな打ち解けた雰囲気の中、2日間の合宿を3支部23人が共にした。
われわれ群馬支部の山と鉄道同好会は、新潟県は魚沼からの入山経路で参加した。4日早朝、高崎を上越新幹線で出発。浦佐から奥只見ダムまではトンネルの続くシルバーラインをバスで。
ダムサイトの船着き場で尾瀬口までの船に乗ると、まもなく行く手に燧ケ岳のきれいな双耳峰が目に飛び込んでくる。ここであらためて尾瀬へ向かっていることに気づかせる。
40分余りの船旅でたどり着いた尾瀬口の船着き場で思わぬヒルクライム。奥只見湖の流域もやはり今年は雨が少なかったのだろうか。

霧が流れる幻想的な小淵沢田代
尾瀬口からはまたバスに乗り、御池経由で沼山峠へ。高校生の頃(半世紀以上昔)は尾瀬口の船着き場から歩いて尾瀬や平ヶ岳を目指したことを思い出しながらバスに揺られる。標高が高まるにつれて、木々の色づきが始まっていることに気づく。ナナカマドの赤やダケカンバの黄色がピンポイントに色づいて、秋の訪れを感じさせてくれる。
沼山峠からは通いなれた道だが、今年は途中で寄り道。一登りし、小淵沢田代をまわって長蔵小屋へと下った。小淵沢田代は霧が流れ、幻想的なたたずまい。しばし立ちつくした。
長蔵小屋では入浴、夕食の後、いよいよ3支部の交流会。持ち寄ったお酒で乾杯の嵐。長蔵小屋は心から落ちつける至福の空間だ。
翌朝は思い思いに帰路に。われわれは東京支部のメンバーと平野家の墓地にお参りし、尾瀬ヶ原経由で帰る彼ら彼女らと別れのあいさつを交わした後、沼山峠へ向かった。沼山峠でバスに乗り、会津田島から会津若松へ。今回の最終目的地である会津若松市内七日町の渋川問屋で名物の会津郷土料理に舌鼓。至極のひと時を過ごした。
さらに磐越西線、東北新幹線、さらに大宮から上越新幹線と乗り継いで、群馬に帰ってきた(根)。

遠回りだが、尾瀬の帰りの定番になりそうな会津若松での郷土料理