私たちの赤城、夏の思い出
8月17日(日)~18日(月)の二日間、埼玉支部、そして東京支部からも協力を得て、第1回の「みんなの赤城林間学校」が赤城山南麓の国立赤城青少年交流の家をベースに開かれた。小学生ら9人と保護者2人が参加した。
1日目は施設内でのプログラム。開会式の後、まずはお昼をはさんで自分の胸に着ける名札を手作り。色とりどりの名札が出来上がったところで自己紹介し、アイスブレイク。ほとんど皆が初対面だったが、早くも気持ちは打ち解け始めていた。
午後はテント張りやザック担ぎで登山体験。自分たちで力を合わせて張り終えたテントの中で寝袋に入る体験も。ザック担ぎでは20㌔を背中に10数キロのザックを前に抱える将来の歩荷も出現した。
夕食、入浴後もプログラムは続く。夜の活動の最初はアコーディオン奏者のRinnさんの演奏やトーク、そしてみんなで夏の思い出や今日の日はさようならなどを合唱。アコーディンの音色と子どもたちの声が赤城の夜に溶けていくようだった。
一日目のフィナーレは群馬名物の上毛かるた。大きなジャンボかるたを並べて、ぐんまちゃんグッズの賞品を競うカルタ大会は大盛り上がりとなった。
二日目は宿舎の背後にそびえる鍋割山への登山。赤城道路沿いの姫百合駐車場まで貸し切りバスで移動し、いよいよ登山開始。鍋割山稜の最高点は全員で登頂。ここからアタック隊とサポート隊に分かれ、アタック隊は応援の声に送られてさらに先の鍋割山まで。6歳の最年少男子もアタックに成功した。サポート隊はアタック隊を見送ってから山の勉強などもしながらゆっくり安全に山を下りた。両隊とも無事に下山。5時間におよぶ登山、そして二日間の林間学校は大きな達成感と思い出を残して終了した。
この林間学校は年間数十回の学校登山支援をしている日本山岳会群馬支部が自主的に企画したはじめての試みだった。学校の林間学校とはちょっと違う、山男山女が作る林間学校を目指したが、来年再来年へとつなげていけるよう反省をおこたりなく、ブラッシュアップに努めていきたい。