六郷満山文化 独自の宗教文化を訪ねて
昨年の熊野古道に続く、山岳古道集中山行の第2弾として「国東半島集中山行」が4月26、27日の両日、日本山岳会山岳古道調査プロジェクトチームの主催で開かれ、北海道から九州まで全国各支部から日本山岳会員が国東の地に集まった。
核となる日程は、26日に無動寺見学、さらに鬼会の里に行き、天念寺や川中不動などで独自な宗教文化に触れた後、長安寺から国東の中央にそびえる半島の最高峰・両子(ふたご)山へ向かった。夜は瀬戸内海を眼下に望む海辺のホテルで懇親を深め、翌朝解散というもの。オプションとして25日からのプランもあり、さらにそれぞれに九州の山を登って参加した会員も多くいたようだ。
両子山下山後には両子寺で安全登山の祈願も受けた。
懇親会には、国東市長も駆けつけ、全国から集まった会員たちと交流を深めた。仏教と神道が混淆した独自な宗教文化が花開いた国東。独特な火山地形も相まって短い山旅 ではあったが、不思議な世界を垣間見ることができた。