玉原で小動物や植物、野鳥を観察
3月22日、群馬支部自然保護委員会主催の自然観察会が、武尊山西麓の玉原高原と湿原で開かれた。本部から下野綾子自然保護委員長も駆けつけ、陽光降り注ぐ、雪に覆われた冬のブナ林や湿原でセッケイカワゲラや冬芽、ヤドリギの観察、そしてエナガの歓迎など、玉原の自然の中で充実した時間を過ごした。
ただ登るだけではない、山の自然や文化への視線の大切さを感じた楽しい一日だった。今年は冬型が何度も長期間にわたって続き、玉原にも雪がたっぷり。スノーシューで歩き回るには最高のフィールドだ。
ここ2、3日の春めいた陽気でカワゲラも動きが活発になったのか、雪面を見ると何匹も。そのたびに歩みが止まるのも楽しい。日ごろ雪面の小動物などには目を向けることもなかったが、今日は実に貴重な体験ができた。(根井)