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日本山岳会 群馬支部

尾瀬アヤメ平で絶景を独占

5月13日(土)は尾瀬アヤメ平へ。尾瀬ヶ原の南を東西に走る稜線上にあり、今は訪れる人も少ないが、周りに広がる2000m級の山景色を独り占めできるアヤメ平はまさに「天上の楽園」。しっとりとした広葉樹の森からオオシラビソなどの針葉樹林を抜けると、尾根直下に広がる外田代、横田代の傾斜湿原に出で、最高点の中原山からはほどなくアヤメ平へたどり着く。全体的に急な登りもなく、歩きやすいが、残雪期はトレースと赤布が頼りとなる。

登り始めは夏道が出ていたが、標高1700mくらいからは、湿原をのぞいてほぼ雪上を歩く。融雪が進み、時々踏み抜きながらも、赤布を頼りに歩きやいところを登る。外田代から横田代、そして中原山を過ぎるとアヤメ平。上空を雲が覆っていたが、眼前の至仏山、燧ケ岳はもちろん、会津駒から奥利根の山並み、そして上州武尊まで見渡すアヤメ平からの大展望はわれわれ7人パーティーが独占というぜいたくな山旅を満喫した。

往路を下山したが、登りでは気が付かなかった妖精のように小さなミズバショウやワタスゲの花も発見。のんびりゆったりとほぼ一日、尾瀬で遊ぶことができた。最後は雨に降られ、帰路も雨中のドライブとなったが、それも気持ちの良いクールダウン。

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