恒例の尾瀬合宿は10月1、2日に開かれた。尾瀬戸倉をベースに30人近い群馬支部会員と千葉支部ほか会員の家族や友人らが集った。山行は至仏山、笠ヶ岳、尾瀬沼の3コース。秋晴れの絶好のコンディションのもと、草紅葉の尾瀬を満喫した。
尾瀬沼
尾瀬沼コースには8人が参加し、一ノ瀬から長蔵小屋を目指した。一ノ瀬までのアプローチでは低公害車を有効に活用させていただいた。おかげで十二曲がりの急坂も難なくこなし、三平峠を越えることができた。何度通っても針葉樹林に囲まれたなだらかな三平峠の雰囲気は素晴らしい。下りにかかると沼が見え始める、あの瞬間もまた素晴らしい。遠い会津街道の昔も思いながらゆっくり歩く。
長蔵小屋で平野太郎さんとしばしの語らいの後、三本カラマツを眺めながら大江湿原を散策し、平野家の墓前にあいさつして、往路を戻った。草紅葉の美しい湿原、雲一つない青空をバックに尾瀬沼を従えてそびえる燧ケ岳には行きも帰りも歓声が上がった。(根井)
笠ヶ岳
初日は尾瀬ガイドの木暮さんに自然解説をして頂きながら、至仏山方面に向かい悪沢岳分岐を笠ヶ岳方面へトレッキング。
天候に恵まれ尾瀬を見下ろす絶景を堪能した。二日目は大清水から尾瀬沼方面へ。鳩待峠からの尾瀬と打って変わって喧噪の無い静かなトレッキング。真っ青な空と草紅葉に囲まれた尾瀬沼、燧岳の絶景に見とれながら、連日の足の疲れも忘れる素晴らしい尾瀬を堪能。
ロッジ長蔵の趣のある素晴らしい施設を使わせて頂き、新しい仲間と素晴らしい交流が出来て、ゲストも思わず会員に応募!会員のすそ野を広げる充実した合宿となった。(加藤)
至仏山
至仏山コースは、7:00ロッジ長蔵前に到着。7:30笠ヶ岳班とともに総勢20名でバスに乗り込み、鳩待峠に向かった。鳩待峠は雲一つ無い晴天。秋の尾瀬を楽しみに来た大勢のハイカーで賑わっていた。8:00予定どおり山の鼻に向かって歩き出す。8:50山の鼻に到着し、至仏山山頂を目指して歩き出す。正面には、青空に輝く至仏山が我々の登頂を待っているように感じた。樹林帯を抜けると、おきまりの絶景。尾瀬ヶ原の奥にそびえる燧ヶ岳。11:40至仏山登頂。山頂は居場所がないほどの大賑わい。少し外れた所で笠ヶ岳方面を眺めながらランチを済ませ、下山開始。オヤマ沢田代で笠ヶ岳班と合流。14:45予定どおりに鳩待峠に到着。(田中)