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日本山岳会 群馬支部

9月の支部山行 2コースから日本百名山の四阿山へ

山頂から北へ延びる県境稜線

バラギコース

2022(令和4)年度第6回9月の支部山行は9月11日(日)、バラギコースと浦倉山コースの2コースに分かれて山頂を目指した。

バラギコースに参加した私は、田村さんの車で清水さんと共に3名で集合場所のバラギ温泉付近の駐車場に向かった。車内からは、見事な中秋の名月が西の空に。そして嬬恋村に入ると霧に包まれたが、さらに進み6:30、集合場所に着くと、霧は晴れ雲海に浮かぶ浅間山が目の前に現れた。

浅間山が背後から見守ってくれていた

この日は、最高の秋晴れ。爽やかな登山日和となった。現地集合の中場さんとも合流し4名となる。準備を整え7:00スタート。登山口付近では、雄鹿が私たちを見送ってくれた。一昨日の大雨の影響か、登山道は沢のように水が流れている部分もあり慎重に足を運んだ。また、二度の渡渉も増水のため足場をつくりながらなんとかクリア。8:30茨木山到着。登山道には、今まで見たことないほど沢山の種類のキノコが群生していた。9:50鬼岩到着。最後の急登を登り切り稜線に出た。

切り立った稜線からは高度感を感じながらの大パノラマ満喫。山頂では、先に到着したゴンドラ山頂駅からのメンバーと合流。総勢13人が元気に登頂を果たす。絶景を目に焼き付け、下山した。(田中)

浦倉山コース(ゴンドラ山頂駅から往復)

針葉樹とササの尾根を行く

ゴンドラを使って浦倉山南の2050m付近まで上がり、そこからほぼ県境稜線に沿って南下。四阿山を目指し、9人パーティーで四阿山を往復した。特にビギナー組は事前にZOOMでの勉強会を開き、ルートの状況などを頭に入れてきたが、コース上では、2度ほど立ち止まり、実際に読図を学びながら登った。山頂手前まではあまり特徴のない尾根上のアップダウンが続く。このようなルートでは現在地を確かめることが意外と難しいので、いろいろな手掛かりを使って、今どこにいるのかを確かめた。

鋭く天を衝く四阿山山頂

天気もまずまずで浅間を盟主とする上信県境の山々を眺めながら、針葉樹の尾根道を進んだが、樹林の切れ目から望む北アルプス方面は雲の中だった。花の季節はもう幕を閉じ掛け、紅葉の季節がすぐそこまで迫っているが、スキー場の斜面など、ヤマハハコの群生が白い花をたくさんつけていたのが印象的だった。

山頂直下の岩場は短いが、両側が切れているので慎重さが求められる。クサリ場もあるが、支点が緩んでいるものもあるので、注意したい。それほど広くない四阿山の山頂は人であふれそう。バラギコースからの仲間を迎え、早々に下山についた。(根井)

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