メニュー

日本山岳会 群馬支部

赤城古道調査 姥子峠から大洞へ

左の外輪山上に姥子峠。正面奥が三途の川

姥子峠から大洞までの道

6月16日、姥子峠から大洞までを歩く。新坂平から鈴ヶ岳登山道を前回調査の姥子峠まで登り返し、もう一度、周囲をじっくりと見渡してみる。ササヤブの中に石仏や道標などがないか、特にかつてあったという「しょうづか婆」を探してみたがそれらしきものは見つからなかった。

ふたたび、新坂平に下る。途中の尾根上で人工的に彫られたような大きな石を見つけた。牧場の鉄条網の向こうで数メートルの距離があり、くわしくはわからなかったが、2対の仏像が刻まれているように見えた。

水原秋櫻子の句碑

下りきると白樺牧場のレンゲツツジが見ごろで、「三途の川」付近も花園に。観光案内所前を過ぎて見晴山へのコースへ。見晴山へ登る手前で右手の赤城道路を渡り、句碑めぐり遊歩道に入る。観光客の姿もなくなり、シラカバやミズナラの明るい樹林の中をゆったりと大沼へ向かって下る。この道がほぼ古い道をたどっているとのこと。水原秋櫻子をはじめ、有名な俳人から市民作家までの句碑が道脇に置かれ、つい足が止まる。句碑の道は湖畔に出る手前で赤城道路に合わさり、赤城神社まではしばらく車道脇の歩道を行く。

旧赤城神社は神々しい雰囲気

昭和40年代に対岸の小鳥ヶ島に移築された赤城神社の跡地は、それほど大きくはないが、神々しく立派なたたずまいで、今も鳥居や玉垣を残している。

pagetop