上州武尊山 オグナ武尊スキー場登山口 2020/08/13
ベストガイドは、川場野営場からのコースが掲載されていますが、今回は、それに近い、オグナ武尊スキー場からの山行記録です。
オグナ武尊スキー場駐車場は広々として自由に駐車できますが、トイレが閉まっていました。スキー場からすぐにブナ林の登山道を登りますが、しばらく進むと、スキー場のゲレンデ内、コンクリート道を進むことになります。登りはまずまず歩きやすいのですが、下りは疲労もあり、負担です。
ゲレンデが終わると自然に登山道に吸収され、川場野営場からの分岐を過ぎ、若干の急登を進むと、2時間弱で前武尊山に着きます。日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の像が建立されています。(武尊山域には他にも数か所で見られます)
前武尊を通過すると剣ヶ峰、家の串山と続き、稜線歩きを楽しみながら中ノ岳へと進みます。中ノ岳から武尊山頂までは、30分弱、湿地帯などを楽しみながら楽しく歩けます。武尊山は比較的古い火山と言われ、活動時期は100万年以上前と言われています。カルデラ地形を有する成層火山であるようです。
山体は全体的に安山岩質の岩石で構成されていますが、山頂付近には写真のように、垂直方向の薄く剥がれる節理を伴う様相がみられます。山頂でも見られますので、足元をちょっと気にしてみてください。
下山時には、家の串付近の鎖場ルート(通常は巻き道を通ります)を歩いてきました。若干痩せ尾根で鎖場も数か所ありましたが、ここち良い風と、ヤセ尾根貸し切りが、とても心地よかったです。(下写真)ひと時楽しんでの下山でした。標高差約1240m 行程約13km 所要タイム約7時間でした。
(情報提供:小池千秋)