竜ヶ岳は浅間隠山の北東約3㎞(直線)に有る1410.6m峰。国土地理院の2.5万図に山名の記載が無いマイナーな山であるが、登山コース中に群馬県指定天然記念物の「ヒカリゴケとウサギコウモリ生息洞穴(以下洞穴)がある。
今年5月調査に入ったが、大規模な間伐作業が行われていて作業道が縦横に走り、登山道が判らなくなっていた。高崎市から間伐作業が終わったとの情報を得たので再度入山してみた。
しかし5月とほとんど変わらず、僅かに沢への降下点の土砂が取り払われていただけだった。作業道の分岐、沢への降下点付近など、判り難い数ヵ所にテープを付けて来たが初めて入る場合、判りにくいだろう。
また洞穴上部の沢床付近、山頂稜線に出る手前は、踏み跡が分散し消滅する。自位置の確認が必要で、読図力が試される。
5月にはヒカリゴケが神秘的に輝いていたが(写真)、時期外れ中は真っ暗だった。山頂は雑木林で展望は無い。中腹の紅葉は見事だった。
(中山 単独)
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