新ガイドブック調査山行
2018年10月8日(月)
ガイドブックの現地調査で、富士見峠と尾瀬ヶ原を結ぶ八木沢道と長沢新道の調査に入った。昭和38年に鳩待峠まで車道が入るまでは、このルートが群馬側から尾瀬ヶ原に出入りするメインルートだった。
6時ちょうど、黛さん、木暮さん、中山の3人、富士見峠下の駐車場から歩き出す。峠までは6.3㎞ダートの林道が続く。せっかくの紅葉も曇り空で今一つだったが、木暮さんから木の名前などを教わりながら富士見峠に登った。
白尾山方面への林道を僅か行くと尾瀬ヶ原への分岐に出る。この八木沢道は、かつて馬で荷を運ぶために作られた道との事で、九十九折で無理なく高度を下げて行く。八木沢の流れに出ると、広い穏やかな緩斜面になる。富士見峠までの車道歩きの味気無さを補って余りある素晴らしい樹林帯で、少し散りかけの紅葉だったが充分楽しめた。
沼尻川を渡り見晴に出る。第二長蔵小屋のベランダでコーヒーを頂き、尾瀬ヶ原を歩く。尾瀬の紅葉を楽しむ人達がたくさん歩いていた。竜宮小屋先の十字路を左(南)に折れて長沢新道に入る。しばらくは緩傾斜の登りで紅葉を楽しみながら登れたが、傾斜が増し階段になると、その余裕も無くなった。それでも時折、振り返ると木々の間から尾瀬ヶ原が見下ろせた。
後半傾斜は緩むが、展望のない樹林帯の木道が富士見峠近くまで続く。富士見田代の池前に出ると、燧ヶ岳の双耳峰が目に飛び込んで来た。小さな池と燧ヶ岳、その間のシラビソの森、この位置関係が絶妙で、何度見ても見飽きない。富士見峠に降りて、林道を戻る。
(CL黛、中山、木暮)(記;中山)
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