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日本山岳会 群馬支部

尾瀬 鳩待峠からアヤメ平、皿伏山を経て尾瀬沼へ

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新ガイドブック調査山行 (鳩待峠~アヤメ平~皿伏山~尾瀬沼~三平峠~大清水)

2018年10月6日(土)7日(日)
第1日目 コース;鳩待峠~アヤメ平~富士見峠~白尾山~皿伏山~長蔵小屋(約15.5Km)

一週間前の天気予報では台風24号の襲来が心配されていたが、なんと青空。上空の雲の動きは活発であったが、最高の山行日和となった。

参加者は、群馬支部の中山、武尾、田中に加え、我々の予定に都合をつけていただいた支部顧問で長蔵小屋の平野さん、そして長蔵小屋のスケさんの5名で歩き出した。皆、口をそろえて「天気が良くて最高」そんな会話で予定した時刻より少し早い7:40にスタートした。朝日に照り輝く至仏山を拝み、なだらかな勾配をゆっくりと進む。昨日少し雨が降ったようで道はぬれていた。平野さんは途中、富士見峠から矢木沢沿いを下り見晴方面、第二長蔵小屋へ向かう予定。友人と合流するらしい。スケさんは「みんなに会えて最高の日になった、今晩が楽しみだ」と相変わらずの達者ぶり。辺り一面に見渡せる名山の説明をしてくれた。樹林帯をぬけ横田代、アヤメ平と景色が広がり、思わず「オーッ」と声が出る。いつ来ても何度見ても晴れのこの景色は、空に近づいたようななんともいえないスカッとした気分にしてくれる。わたしは特に好きな場所の一つだ。黄金色のアヤメ平湿原。荒れ果ててしまった湿原回復のために、30年以上手をかけて今の姿まで戻すことができたとのこと。その現場で貴重なお話を平野さんから聞かせていただいた。

11:00富士見峠で平野さんと別れ、いよいよ白尾山へ向かう。パラボラアンテナまでしばらく林道を進む。このアンテナは鎌田から正面に見える場所に建っている。そこから左手に沿って進む登山道。笹が刈り取られてありありがたかった。この辺りでは上空の風が強まり台風

の接近を感じた。11:45白尾山登頂。ここで忙しそうに移動する雲を眺めながら昼食タイム。尾瀬で一番地味なコース?ちょうどここで一組に合う。白尾山(2003m)から200m以上一気に下り登り返し。13:40皿伏山登頂(1917m)山頂は樹林帯の中で眺望0。標記が無ければ通過してしまいそうである。ここからは下りのみ。大清水平湿原を経て尾瀬沼へ。燧岳山頂には少し霧がかかっていたが湖面は穏やかに我々を迎えてくれた。夜はご想像通り、いろりを囲んで一献。太郎さんも加わり心地よい疲れを感じながら楽しい一時を満喫した。(感謝)

第2日目 コース;長蔵小屋~三平下~三平峠~一ノ瀬休憩所~大清水(約11.5Km)

空は曇り。支度を済ませ、大江湿原等周辺を散策。8:00お世話になった長蔵小屋をあとにする。時より雲の間から差す光がスポットライトのように一部を照らす。そうかと思えば強めの霧雨。上だけカッパを着ることにした。中山さんは折りたたみ傘を広げる。昨日より明らかに強風。湖面は海のように音を立てて波打っていた。その瞬間ぱっと明るくなり沼の上に大きな虹が現れた。昔話のように空から何か降りてくるような感じがした。三平峠からは霧雨も上がり安全第一でゆっくり下る。連休中日であり、前からは続々と登山者が絶えること無く続いた。一ノ瀬休憩所から大清水登山口までは、この二日間を振り返るとともに紅葉を満喫しながら一歩一歩下り、今回の行程を無事終了した。(記:田中)

コースタイム
【1日目】 鳩待峠7:40~横田代8:55(10分休憩)~(途中5分休憩)アヤメ平10:00(15分休憩)~富士見田代10:30~富士見峠10:35~白尾山11:45(昼食25分休憩)~(途中10分休憩)皿伏山13:40(5分休憩)~大清水平14:40~南岸分岐14:55~三平下15:25~長蔵小屋15:45
【2日目】 長蔵小屋8:00~三平下8:30~三平峠8:45(10分休憩)~一ノ瀬休憩所9:50(10分休憩)~大清水10:50

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