7月14日から2か月間にわたって続けられていた「ぐんま県境稜線トレイル」の完全・リレー踏査が9月15、16日の谷川岳馬蹄形縦走で、完了した。100キロのロングトレイルを6つのステージに分け、延べ5泊11日、70時間に及ぶ踏査となった。
北原支部長をリーダーとする同縦走班合計4人は15日、天神尾根を経て、蓬ヒュッテで1泊。翌16日は朝日岳、笠ヶ岳、白毛門の稜線を経由して「稜線トレイル」の東の起点・白毛門登山口までの長丁場を踏査した。
班は北原支部長のほか、黛、中山の両ベテラン会員と若手の田中会員で構成。行程の中で、白毛門の下りに閉口したらしく、4人の表情には疲労の色がにじむ。北原支部長は「(白毛門の下りが)キツかった。ヘロヘロになった」と振り返り、差し入れのノンアル・ビールで乾杯。完全・リレー踏査の完了を宣言した。
「稜線トレイル」の完全・リレー踏査は群馬支部創設5周年を記念して実施した。西の起点・鳥居峠からの6ステージに、本隊だけで延べ24人の会員が参加。群馬県が提唱・設置し、8月11日の「山の日」にフルオープンした「ぐんま県境稜線トレイル」を踏査して、全国にアピール、その魅力を発信することを大きな目的とした。
写真上=ゴール前の白毛門沢の橋を渡る4会員
写真下=ノンアル・ビールで踏査完了を祝う4会員