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日本山岳会 群馬支部

北アルプス・焼岳

平成30年度第3回支部山行
上高地集中「焼岳」

2018年7月21日(土)・22日(日)
北アルプス・焼岳(長野県)

今回の支部山行・上高地集中には7名が参加。乗鞍岳と焼岳の2班に分かれて実施した。
焼岳班は沢渡からバスで上高地へ。まずは河童橋まで行ってみた。そこで穂高連山を望む。振り返ると、これから登る焼岳が朝日に照り輝いて微笑んでいるように見えた。わたしにとって初めての北アルプス。涼しさと、まるで絵はがきのような景色に感動し、ワクワクしてきた。

焼岳登山口には、爆発と土石流の注意喚起を促す看板が目についた。活火山であることを再認識して歩み出す。整備されたなだらかな樹林帯を少し進むと水場があった。

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さわやかな冷水が流れる沢に架かった橋を渡り、さらに進むと徐々に傾斜がきつくなる。数カ所の梯子をクリアすると、谷側が切れ落ちた痩せた登山道。その辺りからは、焼岳が近く見えるようになった。急傾斜のアルミ製梯子を登り岩場を超え、笹の斜面をジグザクに進みやっと?焼岳小屋に到着。ザックを下ろし長めの休憩。この日は風もなく大量の汗をかいた。焼岳小屋から
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数分で焼岳を目の前に絶好のビューポイント。登山者同士写真を撮ったり撮られたり撮影会。ここから引き返す登山者もいた。周囲からは蒸気が立ち上がり、活火山であることを実感。ヘルメットをかぶる登山者が多い。今にも崩れそうな巨大な溶岩ドームに少し怯えながら、急なザレ場を登り続ける。山頂直下の鞍部でオーストラリア人の素敵な女性に声をかけられ疲れが一気に吹っ飛んだ。元気になったところで山頂直下のさらに急なザレ場を登り切り、ようやく焼岳山頂についた。360度の大パノラマ。穂高連山、笠ヶ岳、槍ヶ岳。眼下には上高地のホテルや湖が我々の下山を静かに待っているように見えた。

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夜は河童橋に寝転び星空観察。下界は記録的災害猛暑。さわやかな上高地山岳研究所に泊まり心に残る山行となった。(田中記)

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