四郎岳と燕巣山
新ガイドブック調査山行
日時;2018年6月3日(日)
コース;四郎岳(片品村)と燕巣山(日光市と片品村の境)
行程;片品村丸沼温泉環湖荘駐車場から右俣分岐点を経て四郎峠へ。そして燕巣山往復と四郎岳往復をして往路を下山
集合の1時間半前に丸沼駐車場に着くと、すでに田中会員はストレッチで体をつくっていた。早速準備を整えて出発。このコースは、最上部の堰堤までの道が判りにくい。おまけに笹が背丈より高く茂っている。堰堤からは水量の少ない沢を右に左に渡り返しながら進む。太い倒木を越えたりくぐったり。体力勝負だ。支尾根から四郎峠に駆け上がると、途端に刈り込まれた歩きやすい道が開けていた。東電の作業道だ。
まず高度の高い燕巣山(つばくろすやま)を往復する。次に四郎岳を往復する。両方とも一直線に山頂まで延びた急登だ。最低鞍部から山頂までの斜面の平均は燕巣山が26度(高度差382m)、四郎岳が31度(同330m)。建築物の一般的な階段は、30から35度、住宅で約45度だと言われている。毎日のトレーニングに階段を用いている鈴木会員の強さが際立った。
両方のピークとも、南方向が開け、苦労に見合う眺望が得られた。燕巣山の名前の由来は、「日本山名事典」(三省堂)には記載がないが、四郎岳からの下山時に眺めた姿は、逆さに見たツバメの巣を連想させた。(リーダ:黛利信)